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Googleのスマートスピーカーを巡る特許侵害の判決が破棄、省かれていた機能が復活へ

 スマートスピーカーの特許を巡ってSONOSがGoogleを訴えていた裁判で、Googleの特許侵害を認める判決が破棄され、いったんは削除されていた機能が復活したことが明らかになった。

 SONOSが訴えていたのはGoogleのスマートスピーカーが備える複数スピーカーを同期させての音量調節機能など5件で、2021年の予備判決の時点ではSONOSの訴えが認められ、Googleのスマートスピーカーからは該当の機能が削除されていた。今回カリフォルニア州の連邦判事が、これに関連してGoogleに課されていた3250万ドルの賠償について、SONOSが主張している2006年出願の特許は、2019年に出願したものを強引に結びつけたものであり、法的強制力がないとの判断で全面的に棄却。Googleはこれを受けて、48時間以内にこれらの機能を改めて同社のスマートスピーカーに復活させると明言している。SONOSは控訴する方針を表明しており、まだ火種はくすぶり続けたままだが、すでに確定しているかのように言われていた判決が翻ったことで、今後の新製品も含め広範囲に影響がありそうだ。