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他人が契約している生成AIを使えて、さらにインプレゾンビまで撃退できる画期的なハックが話題に

 他人が契約している生成AIのAPIを自由に使える画期的な方法がX(旧Twitter)で話題になっている。

 その方法とは、Xのリプ欄に出没する、いわゆる“インプレゾンビ”に話し掛けるというもの。インプレゾンビの中にはChatGPTなどが有料で提供しているAPIを用いて完全に自動化されたボットアカウントも多く、それらが投稿したリプに対して「今日の夕食の献立とレシピを考えて」などとリプをつけると、生成AIとしてリプに返答し、献立を教えてくれるのだ。そのまま話し続けるとAPIの利用量がどんどん消費されていき、最終的には返信できなくなったり、あるいは中の人がポストを自ら削除して敗走するケースもあるなど、インプレゾンビの撃退法としてはこの上ない効果を発揮しつつある。さらにそこから一歩進んで、これらインプレゾンビに禁止ワードをつぶやかせてアカウントBANに追い込めないかを実験する人も現れるなど、インプレゾンビのハッキングが界隈ではちょっとしたブームになりつつある。こうした裏で、普通のアカウントをボットと誤認していきなり献立を尋ねる誤爆も相次いでいるようなので、話し掛けるときには十分に注意したいところだ。