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ハッキング騒ぎの海外ホームセキュリティカメラ、今度は他人の家の映像を覗ける不具合

 かつてハッキング騒動を起こした海外のネットワークカメラで、他人の家を覗ける不具合が新たに見つかって波紋を呼んでいる。

 不具合が見つかったのは海外でホーム用の低価格セキュリティカメラとして人気のあるWyze社のネットワークカメラ。同社のネットワークカメラは、撮影済み画像のサムネイルがアプリの「イベント」タブに表示される仕組みになっているが、その中に赤の他人が撮影したサムネイルが混入していたことが発覚。これまで十数人から報告があり、中にはまったく異なるタイムゾーンで撮影された映像が混じっていたケースもあったとのことで、同社はこの「イベント」タブを完全にオフにしたのち、全てのユーザーを一旦ログアウトさせる措置を行ったと発表した。しかし、同社は2年前にもカメラ映像が外部からハッキング可能な脆弱性があることが発覚し、日本で同じ筐体を用いたネットワークカメラを販売しているアトムテックが「内部で使用している部品及び製品の仕様(画角やナイトビジョンの能力など)もWyze Camとは異なります」といった釈明のリリースを出したりと何かとお騒がせな存在で、今回の一件も「またか」という論調が多く見られる。この件を報じたThe Vergeは「このような件は例え一度であっても大罪であり、それが二度続いたとなると信頼を取り戻すのは難しいかもしれません」と手厳しくコメントしている。