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AIで制作されたニュースに「不快感を覚える」、米国で52%、英国で63%に上ると判明

 AIを活用したニュースに不快感を覚える人が、半数を大きく超えることが明らかになった。

 これはロイターのジャーナリズム研究所が47カ国・約10万人を対象に行なった調査によるもの。「主にAIで制作されたニュース」に不快感を覚えると答えた回答者は、米国では52%、英国では実に63%にも上ったとしている。一方で「ジャーナリストの仕事を効率化するために舞台裏でAIが使用されること」については拒否反応は見られず、人間が執筆したかのように装ってAIが生成するという行為が、より疑念を抱かせやすいようだ。また、ネット上のフェイクニュースについては、59%が心配だと回答しており、なかでも南アフリカでは81%、米国では72%と、それぞれ今年大きな選挙を控えていることもあってかさらに高い割合を示している。168ページにもおよぶ元レポートはウェブで全文公開されており、国別のページでは日本についても言及されている。