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朝日新聞社、文章校正AI「Typoless」(タイポレス)サービス提供開始

 株式会社朝日新聞社は10月23日、入力された文章の誤りをAIによって検知する校正支援サービス「Typoless」を提供開始した。法人向けの「エンタープライズ」、個人向けの「プレミアム」「スタンダード」の3プランが今回のリリースで発表されたほか、API連携プランの提供を12月末に予定する。

 料金は、法人契約の「エンタープライズ」が月額4万9500円(10IDから契約可能、10ID以上は1IDごとに月額4950円)、個人契約の「プレミアム」が月額5500円(1ID)、「スタンダード」が月額2200円(1ID)。個人契約では、14日間無料で利用できるトライアルが可能。

料金プラン

 同サービスは、朝日新聞社の膨大な記事校正履歴を学習したAIが文章を解釈し、「てにをは」などの助詞や同音異義語の誤りなどを検知し、置換・削除・挿入の3方法で修正候補を提示する。同社で自然言語処理などのAI研究を行うメディア研究開発センターが、ウェブサービスとして開発した。

 校正には、同社の約10万個におよぶ校閲ルールを活用しており、誤りやすい用語や用字、慣用句、専門語などの修正候補を提示。さらに、「スタンダード」以外の上位プランでは、ユーザーが独自に登録可能なカスタム辞書機能を利用でき、自社の表記ルールにあわせた校正が行える。そのほか、ダイバーシティ・インクルージョンに配慮し、不適切な表現を指摘する機能も持つ。

Typoless 4つのポイント

 同社では、本サービスによって文章校正に関わる業務効率の改善が見込めるほか、誤植や不適切な表現によるブランド棄損・炎上などのリスクマネジメントに貢献できるとしている。

Typoless 紹介動画(印象度篇)