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マカフィー、かつて使用していたJPドメイン名がドロップキャッチされ、アダルトブログへと変貌

 マカフィーがかつて公式サイトの1つとして使用していたJPドメイン名がドロップキャッチされ、同社が2018年ごろまでセキュリティ情報を発信するブログに使用していた「blogs.mcafee.jp」がアダルトブログに変貌していたことが明らかになった。

 マカフィーのドメイン名は現在「www.mcafee.com」へと一本化されており、このセキュリティ情報ブログも2019年以降は同ドメイン名の下に移管されているが、同社のFacebookページには旧URLへのリンクがいまなお大量に残されている。ドメイン名の期限切れに伴い第三者に取得され、他のアダルトブログのコピーを作成されたとみられるが、セキュリティ企業がドメイン名をドロップキャッチされる前代未聞の事態で、あまりにもお粗末との指摘も多数挙がっている。このことが昨年末にSNSで大きく話題になったためか、アダルトブログはすぐ閉鎖され、以後は「お探しの記事が見つかりませんでした」というメッセージが表示されているが、このドメイン名の新たな持ち主がコンテンツを取り下げただけとみられ、今後再開される可能性も否定できない。なお、マカフィーのセキュリティ情報ブログが2010年に公開した国別ドメインの危険度を紹介する記事によると、JPドメインの危険度は0.1%であり、前年(2009年)に引き続き2年連続で最も安全な国別ドメインであると説明されている。