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まだまだ続くはずが、なぜ完結作? 夢枕獏「キマイラ」シリーズ最新作が予約受付開始

 作家・夢枕獏氏の新刊「キマイラ聖獣変」がファンの間で話題だ。

 5月20日発売予定とされているこの「キマイラ聖獣変」、すでにAmazonなどでは予約受付が開始されているのだが、これは43年にも及ぶ「キマイラ」シリーズの最新作であるとともに、完結作とされている。ストーリー的にはまだまだ続くとみられていた本シリーズ、突如として完結作の発売に至ったのは「闘病を経て、いま考えうるラストをとにかく書きあげたいとの思いから、物語の途中をすっとばし、先にラストを書き上げる」という方針によるもの。そのため今回の単行本には過去作にあった通し番号もないなど、異例のスタイルとなっている。冒頭部分はすでに雑誌発表されているが、そこからすでに2年半が経過しており、さまざまな意味で注目が集まる一冊だ。なお、Facebookでは、本作に賭ける夢枕獏氏の肉声を聞くことができる。