やじうまWatch

「数年ぶりの新作」でも大丈夫! シリーズ過去作を要約で振り返れるサービス、Kindleが海外で提供開始

 Kindleが本の要約機能を米国でリリースし、一部で注目を集めている。

 これは「Recaps」と呼ばれ、ストーリー展開や登場人物をすばやく復習する機能。本を多読することを目的とした要約サービスとは異なり、Kindleが提供するのはシリーズものの過去作が対象で、前の刊から発売時期が空いた場合や、自身がしばらく読書をしておらずこれまでのストーリーを忘れてしまったという場合に、過去作を手軽に振り返ることが目的だ。Kindleデバイスのほか、近日中にiOS向けのKindleアプリでも利用可能になると予告されている。ますます普及しそうなこの機能だが、要約にはAIが使われていることが海外メディア「TechCrunch」の取材で明らかになり、正確性のほか、原本をAIに取り込む行為に問題がないか、これまでとは少し異なるニュアンスで注目を集めつつある。Kindleでは、キーワードや登場人物を書き起こす機能「X-Ray」があり、こちらは日本でも利用可能だが、今回の要約機能もいずれ日本でも提供されるのだろうか。