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画面の描き換えに45分! ドット全てが木片で作られた自作ディスプレイが公開される

 “木製ディスプレイ”を自作したユーザーが現れ、海外で話題になっている。

 これはソフトウェアエンジニアのBen Holmen氏が開発したもの。縦25×横40に並べた計1000個の木の立方体はそれぞれ2つの面が黒く塗られており、それをRaspberry Piによる制御で回転させることで白と黒を切り替える仕組みで、モノクロのトッド絵風の画面が表示できるディスプレイとして機能するようにしている。アイデアから完成までに6年かかったというこの品、当初は表と裏を塗り分けたピンポン球を回転させるところからスタートし、発泡スチロール球、ビリヤードボールなどを経て、現在の形にたどり着いたという。25枚の棚板と40本の金属ワイヤーなどで構成され、木片をあえて1個ずつ回転させる非効率的な方法を採用したため、画面の描き換えに実に45分もかかる。なによりもユニークなのは、このプロトタイプがオンライン接続され、誰でもウェブサイト経由で描画を試せること。現在はリクエストが多いため抽選になっているようだが、専用サイトでは過去の作品はもちろん、現在描画中の様子をライブで見ることもできる。気になる人は45分かけて、1000個の木片を使った描画が完了するのを見届けてみてはいかがだろう。