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トイレ内でのスマホ利用、痔のリスクが46%増加するとの調査結果。ニュースやSNSの閲覧は要注意?
2025年9月8日 11:43
トイレ内でのスマホの利用が、痔のリスクを大幅に高めるとの調査結果が発表された。
これは米国のベス・イスラエル・ディーコネス医療センターで、大腸内視鏡検査で痔であることが判明した患者43%を含む成人患者125人を対象に行われた調査で判明したもの。ここでは、全回答者のうち83人(66%)がトイレでスマートフォンを使用していると回答した。そのうち37.3%が1回のトイレ使用につき5分以上トイレに滞在したのに対し、非使用者では7.1%と、トイレでの滞在時間に有意な差が出たほか、使用者は非使用者に比べて痔のリスクが46%増加することが明らかになったという。使用者がスマホを使ってもっとも多く行っていたのは「ニュースを読む」(54.3%)で、次いで「ソーシャルメディア」(44.4%)とされており、トイレで座った状態での長時間のスマホの閲覧が、痔にダイレクトに結びついたことになる。
痔は便秘や排便時のいきみなどが大きく影響していることがこれまでにも知られており、トイレで新聞を読むなど長時間座っていることが危険とする説も存在しているが、スマホ利用と結びつけた研究はこれまでほとんど行われておらず、興味深い調査結果といえる。今もしこの記事をトイレの個室の中で、スマートフォンを用いて読んでいた場合、早めに閲覧を切り上げてトイレを出ることをおすすめする。
- Smartphone overuse linked to a new pain in the butt: hemorrhoids(NBC News)
https://www.nbcnews.com/health/health-news/phone-use-hemorrhoids-bathroom-social-media-scrolling-rcna228080 - Smartphone use on the toilet and the risk of hemorrhoids(PLOS One)
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0329983