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次世代ブラウザー「Arc」「Dia」の開発元が買収される。生成AI対応ブラウザー争いがさらに加熱へ

 次世代ブラウザー「Arc」「Dia」の開発元である米The Browser Companyが買収されたことが明らかになった。

 The Browser CompanyはArcを3年にわたって提供してきたが、今年春になって開発停止を明言し、その後継となる生成AI対応のブラウザーとしてDiaを発表していた。今回、同社を買収したのは大手ソフトウェアベンダーの豪Atlassianで、今後も子会社として独立性を維持しつつ、引き続きDiaの開発に当たるという。AtlassianのCEOはArcの初期からのユーザーであり、ここ数年、バグ報告や機能リクエストを積極的に行ってきたとのことで、このたびオーナーとして開発会社ごと手中に収めた格好だ。といっても、Arcを復活させるつもりはないようで、覇権争いの中にある生成AI対応ブラウザー市場で勝者となるために今回の買収へと至った模様。Diaにとっては今後、GoogleやOpenAI、Perplexityらと渡り合っていくために、強力な援軍を得たかたちだ。