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Chromeの買収、OpenAI、Perplexityに次いでYahooも名乗り。争奪戦が激化か

 独占禁止法違反に絡んだChromeブラウザーの売却について、OpenAI、Perplexityに次いでYahooも買収に興味を示していることが明らかになった。

 Googleが広告技術における独占権を濫用したとの判断を米裁判所が下したことで、米司法省がGoogleに対し、Chromeの売却によってGoogleを分割するよう要請しているのは報じられているとおりだが、もし実際にChromeの売却を余儀なくされた場合に注目されるのは、その買収先だ。先日にはOpenAIが買収の意向があることを表明し、その場合はChatGPTとの統合が見込まれることから大きな波紋を呼んだ。また、時を同じくしてAI検索エンジンを運営する新興企業のPerplexityも買収に興味を見せていると報じられたが、さらに今回、新たにYahooもChromeに興味を示していることが明らかになった。今後さらなる企業が名乗りを上げる可能性もあるが、AI企業によるChromeの買収はGoogleのGeminiのシェア低下につながることが予想されることから、Googleによる激しい抵抗も予想される。一方で独占禁止法違反に絡んだ売却であることから、すでに特定分野で大きなシェアを持っている企業による買収が認められない可能性もあり、今後どのような展開になるかは予測がつかない状況だ。