INTERNET Watchで2007年に掲載したニュース記事のアクセス数をもとに、月ごとの10大ニュースを選出。今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。1回目となる今回は、1月から3月までのニュース。
● 1月:ベータテスト段階の「ニコニコ動画」にすでに注目が集まる
「ニコニコ動画」は2007年に最も注目を集めたサイトと言えるが、ベータテストを開始した1月15日の記事ですでに大きな注目を集めている。また、今年後半になって議論が盛り上がった、文化審議会における“ダウンロード違法化”の話題も5位に。なお、1月といえば、「Windows Vista」と「Office 2007」の一般・個人向け発売が開始された時期だが、それを伝えた1月30日の記事「『VistaはXPの2倍は売れる』マイクロソフトのヒューストン社長」は39位にとどまった。
● 2月:「ニコニコ動画」が一時サービス閉鎖
1位こそ「Virtual PC 2007」に持って行かれたが、2位・3位とは僅差。2月も「ニコニコ動画」が引き続き注目を集めた。この時期はニコニコ動画にとって、DDoS攻撃を受けたり、YouTubeからアクセスを遮断されるなど受難の時期だった。Windows Vistaの一般・個人向け発売の後ということもあってか、Vistaに対応したVirtual PC 2007の記事のほか、「NHK時計」のVista対応を伝える記事もランクインした。トップ10圏外だが、2月は、コミュニティサイトの老舗「ゆびとま」のCEO逮捕という衝撃的な事件もあり、これを伝えた記事が12位と20位に入っている。
● 3月:独自の動画投稿サービスを伴い「ニコニコ動画」が再開
1位のニュースは、SNS「mixi」の新規会員登録の際に、携帯メールアドレスの入力と携帯端末からの認証が必須となったというもの。次いで、mixiの人気に乗じた迷惑メールの話題。アクセス数を見ても、mixi関連のニュースが3位以下を大きく引き離した。一時閉鎖していた「ニコニコ動画」は、再開に伴い独自の動画投稿サイト「SMILEVIDEO」をオープンしている。大日本印刷の関連会社元社員による、43社・約864万人分に上る個人情報漏洩事件が発覚したのもこの時期。トップ10からは漏れたが、11位に入っている。
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( 編集部 )
2007/12/20 11:35
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