INTERNET Watchで2007年に掲載したニュース記事のアクセス数をもとに、月ごとの10大ニュースを選出。今年を代表する合計120本の記事を4回に分けて紹介する。2回目となる今回は、4月から6月までのニュース。
● 4月:1~3月に続き「ニコニコ動画」に注目が集まる
1月から3月までのランキングでも注目を集めた「ニコニコ動画」だが、モバイル版開始に関する記事が4月のトップだった。モバイル向けサービスでは、Webメール「Gmail」を国内の携帯電話から利用できる「モバイルGmail」が開始したことを伝える記事が5位にランクインしている。また、3月には中国の検索エンジン最大手「百度」が日本語版の提供を開始したが、アダルト画像目当てのアクセスが中国から殺到。政府の方針でアダルト画像のWeb公開を禁止している中国が、日本の百度へのアクセスを遮断したという記事が2位だった。
● 5月:Windows Updateの不具合や画像掲示板サイトの運営者逮捕など
Windows XPおよびWindows Server 2003でWindows Updateを行なった場合、CPU使用率が高い状態になる問題が発生するという記事が1位。5位と6位には画像掲示板サイト「画像ちゃんねる」に猥褻な画像を掲載していた事件で、サイト運営者らが共犯として逮捕された記事。運営者の逮捕後には有名画像掲示板サイトが相次いで閉鎖した。8位は、Winnyに発売前の少年漫画雑誌の作品をアップロードしていた男性が著作権法違反で逮捕、10位は、ゴールデンウィークにおけるShareのノード数に関する記事。トップ10圏外だが、同期間中のWinnyノード数が過去最高値を記録した記事が16位に入っている。
● 6月:「YouTube」日本語版スタート、「ニコニコ動画」もRC版に
英語版の当時から人気を集めていた「YouTube」の日本語版が満を持してスタートした記事がトップ。同じく人気の動画共有サイト「ニコニコ動画」はRC版をリリース、有料会員の募集も開始した記事が3位。4位は「Yahoo!オークション」に出店していた業者から商品が届かない被害に関するもの。「楽天市場」で同様の詐欺が発生したことを報じた記事が5位。人気の圧縮・回答ソフト「+Lhaca」の脆弱性に関する記事が6位と10位にランクインした。このほか11位には、警視庁北沢署地域課の巡査長の私物PCから捜査資料など約1万件がWinnyのネットワーク上に流出した記事が入っている。
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( 編集部 )
2007/12/21 12:51
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