絵が描けなくてもマンガがつくれる「コミPo!」、3Dデータ読み込み機能を新たに搭載


 コミPo! 製作委員会は、絵が描けなくてもマンガがつくれるソフト「コミPo!(コミポ)」に、ユーザーが作成した3Dデータを取り込む機能を搭載した「コミPo! バージョン1.50」を、4月27日に公開した。「コミPo!」ユーザーは無料でアップデートできる。「コミPo!」を新規購入すると、インストール後にアップデート

 「コミPo!」は、人物キャラクターも含めた3D素材を用意することで、「まったく絵を描かなくても、誰でもマンガが作れる」というコンセプトのもとに開発。マンガで多く使われる学園を中心とした、基本的な3Dキャラクターや服装、アイテムを用意したパッケージ「コミPo!」を2010年12月に発売した。

 発売当初から、「自作の3Dデータを使いたい」というユーザーの声が数多く寄せられたことから、コミPo!製作委員会は「コミPo! バージョン1.50」で3Dデータ(MQOファイル)を読み込む機能を搭載。自分で作成した3Dデータや、インターネット上で公開されている3Dデータを「コミPo!」で使用できるようになった。

「Metasequoia」で3Dデータの角度などを調整してMQOファイルとして保存「コミPo!」で3D素材として読み込むマンガのコマで使用する

 取り込める3Dデータは、無料の3Dポリゴンモデラー・ソフトウェア「Metasequoia (メタセコイア)」のMQOフォーマットで、ファイルサイズは8MB以下、オブジェクト数は64以下。dxf、obj、lwoなどで各種3Dソフトのファイルを相互にやりとり可能なので、たとえば、LightWave3Dで作成した3DデータをMetasequoiaで取り込み、MQOフォーマットで保存することにより「コミPo!」への読み込みが可能になる。

 ユーザーが作成した3Dデータを公開・販売するためのマーケットプレイス「もえコミPo!(http://moecomipo.moecomi.com/)」、「e3paper(http://www.e3paper.com/e3comipo/)」も用意されている。

 また、パソコンショップ「ドスパラ」を運営する株式会社サードウェーブは、コミPo!のプリインストールされた「Prime Raytrek コミPo! オリジナルノートモデル」を4月27日に発表した。価格は7万4980円で、4月27日よりWeb販売、4月29日より店頭販売を開始する。

 オリジナルノートモデルにはコミPo! で使える3Dアイテム「コミPo! 推奨モデルPC」やこみぽちゃんオリジナル壁紙計4種類、コミPo! 時計ガジェットなどのデータが含まれるほか、カントク先生イラストのデコレート用の背面シールが付属。そのほか、購入特典として有料追加データ服装バリエーション1(私服)の男女セット、もしくはコミPo!解説本1冊のどちらかが選択できる。

コミPo!オリジナルモデルこみぽちゃんオリジナル壁紙4種類購入特典で選べる、有料追加データ服装バリエーション1(私服)の男女セット

 


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(工藤 ひろえ)

2011/4/28 18:43