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2007/10/29~11/03


今後に期待を感じさせるニュースの裏で、暗いニュースも

 先週は、「Google マップ」にプロフィールページ追加のニュースに続いて、「gooスクロール路線図」ちず丸の「ぴったり地図」、さらに「Picasa ウェブ アルバム」が地図に対応と、地図・路線関係のニュースが多数ありました。一方で、金曜日には「OpenSocial」mixiも賛同を表明という、大きなニュースが発表されました。OpenSocialをベースにした新しいサービスが登場すると、Webの世界観が大きく変わるかもしれません。Webサービスも、今までよりもリアル(=現実世界)とリンクするポイントが増え、地点情報サービスが利用されるケースも増えていくのではないでしょうか。

 こうしたニュースの裏側で、暗いニュースもありました。アイピーモバイルの破産はインパクトの大きいニュースでしたし、Adobe製品Mac OS Xをターゲットにしたトロイの木馬が登場したというニュースも注目を集めました。後半では、こうした有害ソフトの傾向の変化について解説します。


GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/02/17391.html
 11月1日、米Googleと世界最大のSNSである米MySpaceは、SNS向けのオープンなAPI「OpenSocial」のサポートで提携することを発表。Engage.com、Friendstarなど他社SNSが多数対応を表明したほか、日本でもmixiが対応を表明している。

「Adobe Reader 8.1」などの脆弱性を突くトロイの木馬が日本上陸
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/29/17325.html
 10月27日、トレンドマイクロは「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」の脆弱性を突くトロイの木馬「EXPL_PIDIEF.C」を日本で確認したと報じた。悪意のあるPDFを開くと特定のURLに自動的にアクセスしてしまうというもの。対策としてAcrobatやAdobe Readerのアップデートを呼びかけている。

JASRAC、ニコニコ動画とYouTubeの楽曲利用で協議開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/30/17346.html
 10月30日、「ニコニコ動画」および「SMILEVIDEO」を運営するニワンゴは、JASRACと音楽利用について協議を開始したと発表。協議の結果によっては、ニワンゴが使用料を支払うことで、JASRAC管理楽曲を使った動画を投稿できるようになる。JASRACではYouTubeとも同様の協議をしていると明らかにした。

国民生活センター、セキュリティソフト購入時のトラブルに注意喚起
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/31/17362.html
 10月28日、国民生活センターはセキュリティソフトに関する相談事例を公表。購入前にセキュリティソフトメーカーの連絡先を確認するようアドバイスした。偽セキュリティソフトの事例に対しては、警告画面をよく確認すること、海外サイトで偽セキュリティソフトが販売されていることが多いことなどをアドバイスしている。

JEITAが私的録音録画問題への見解を説明、「パブコメに多くの意見を」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/30/17352.html
 10月30日、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は私的録音録画補償金制度に関する見解の説明会を開催。小委員会での議論は不十分であり、コピー制限があれば補償金は不要と主張した。2年前の「iPod課金」の議論ではパブリックコメントを受けて流れが変わったとし、今回のパブリックコメントへの参加を呼びかけた。


「大規模な愉快犯」から「ピンポイントで深刻な被害」へ変化する有害ソフト

 2001年頃には、PCやインターネットの普及拡大に伴い、ウイルスの蔓延が大きな問題として、テレビなどでも度々ニュースになりました。「ニムダ(Nimda)」や「サーカム(SirCam)」といった名前を覚えている方も多いかと思います。

 ところが最近は「ウイルス」のニュースを目にすることが少なくなりました。しかし、これは決してウイルスが撲滅されたり、被害が減っているためではありません。

 トレンドマイクロの月例レポートによれば、ウイルス感染被害報告数は2003年頃からほぼ毎月5,000件前後となっており、大幅な増加も減少もないようです。そうした中、被害件数上位の件数がそれほど多くなく、多種のウイルスが少数ずつの被害を起こすようになっている、という変化が見られるそうです。

 テレビでウイルスについて報道されない理由は、少々乱暴ですが「ニュースバリューがないから」だと言えるでしょう。これはつまり「大流行」ではないためユーザーが危険を認知しにくく、セキュリティ意識の低いユーザーにとっては、かえって危険な状況になっていると言えるかもしれません。

 ウイルスが多種登場している中では、WindowsやInternet Explorer、Officeなど、メジャーなソフトの脆弱性を突くものばかりではなく、よりユーザー数の少ないソフトも狙われる傾向にあります。今週ニュースになったAdobe製品を狙うトロイの木馬もその一例ですが、最近では「一太郎」フリーソフトの「Lhaz」など、さまざまなソフトウェアが狙われています。

 また、ウイルスの被害の内容にも変化が見られます。昔のウイルスは単なるいたずら(メッセージが表示されるなど)や、感染したPCのシステムを破壊するものなどが主でした。一方、最近のウイルスは、感染したPC内の情報を漏洩させるものや、悪意のあるサイト(フィッシングなど)に誘導するものなど、より大きな被害を与えるものが増えています。

 対策としてはソフトウェアのアップデートは必ず適用する、という基本の徹底がまず第一です。しかし、最近では未知の脆弱性が悪用される、いわゆる「ゼロデイ攻撃」が増えています。ウイルスが先に登場し、これに対応するためにアップデートが行なわれる、といったことも増えていますので、アップデートをしておけば大丈夫とは言えません。

 別の対策としては、使わないソフトをアンインストールしておくのも有効でしょう。先週はRealPlayerの脆弱性のニュースもありましたが、インストールしてそれきり忘れてしまっているソフトも多いのではないでしょうか。自分のマシンにどんなソフトがインストールされているか、改めて点検してみましょう。



2007/11/05 12:31
小林祐一郎
プログラマ、編集者、Webディレクター等を経て、ライター・編集者として活動。興味のあるテーマは「人はどうすればネットで“いい思い”ができるのか」 。ごく普通の人の生活に、IT技術やネットのコミュニケーションツールがどんな影響を与え、どう活用できるのかを研究している。近著「Web2.0超入門講座」(インプレス)

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