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2009/04/20~2009/04/26


 米Oracleが米Sunを買収、という大型ニュースのあった先週。サービス関係の大きなニュースも相次ぎ、朝日、講談社、小学館によるWikipedia対抗無料辞書サイトクロスプラットフォームの3Dプラグイン「O3D」デジタルフォトフレームに写真を配信する「Windows Live FrameIt」など、興味深いものが登場しています。

 一方で、「NHKオンデマンド」月間購入者数が目標を大幅に下回る2月に障害の発生した「Doblog」が復旧できないまま終了オーマイニュース閉鎖といった残念な大型ニュースも。波の大きな1週間となりました。


OracleがSunを74億ドルで買収へ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/20/23215.html
 4月20日、米Oracleが米Sunを74億ドルで買収すると両社が発表した。これにより、OracleはSunのSolarisやJavaを手に入れることになる。また、Sunが買収したMySQLについては、Oracleのデータベース製品の1つに加わるとしている。

IE8の自動更新による配布、日本は独自スケジュールで
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/24/23276.html
 4月24日、マイクロソフトは、先にアナウンスしていたInternet Explorer 8の自動更新による配布について、日本では独自のスケジュールで行う予定で調整中と発表した。具体的な日程については未定。自動更新が開始された場合でも、強制的にIE8にバージョンアップされることはなく、インストールを行わない選択も可能となる。

ウィルコム、27日から「WILLCOM CORE XGP」実証サービスを開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/22/23245.html
 4月22日、ウィルコムは2.5GHz帯を利用したデータ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」の実証サービスを4月27日から実施すると発表した。法人ユーザーに限定し、東京・山手線内の一部エリアで実施する。9月30日までを予定しており、10月からの本格サービス開始に備えたチューニングという位置付け。個人向けには、5月中にデモコーナーを設置するとしている。

「mixiアプリ」を8月に正式公開、開発者への報酬も公表
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/23/23265.html
 4月23日、ミクシィは「mixiアプリ」を8月から正式公開すると発表した。同時にアプリ開発者への報酬も発表され、1ページビューあたり最低0.01円。アイテム課金などのシステムも用意される。原田事業部長はmixiのソーシャルグラフをベースにしたアプリの持つ可能性について説明。7月からのアプリ開発コンテストについても発表した。

権利者軽視では結論出ない? 著作権制度「大所」からの議論開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/20/23214.html
 4月20日、私的録音録画補償金制度著作権保護期間の延長問題などについての「そもそも論」を議論する、文化審議会著作権分科会の「基本問題小委員会」第1回会合が開かれた。参加者の半数以上を権利者側が占め、議論の中では権利者が軽視されているといった意見が多数。また、日本版フェアユース規定については慎重論が上がった。これに対し「ステレオタイプな考えを捨てた議論を」との指摘があり、委員会の目的が不明確であるとの指摘もあった。


本格開始が待ち遠しいXGP。出揃った2.5GHz帯モバイルブロードバンドサービス

 4月22日、ウィルコムの2.5GHz帯を利用したモバイルブロードバンド通信サービス「WILLCOM CORE XGP」の実証実験開始が発表になりました。すでにサービスが開始されている「UQ WiMAX」と合わせ、2.5GHz帯の通信サービスが出揃った形になります。

 2.5GHz帯を利用したモバイルブロードバンド通信サービスについては、2007年に最大2社への割り当てが決定し、NTTドコモ系、ソフトバンクモバイル系、KDDI系の新規企業3社と、ウィルコムの4社が申請。2007年末に、KDDI系(UQコミュニケーションズ)とウィルコムの2社への割り当てが決定しました。

 UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」は、ひと足早く3月26日からサービスを開始ニフティBIGLOBEのMVNO、7月以降にモバイルWiMAXモジュールを搭載したノートPC登場といったニュースもあります。

 ウィルコムは、次世代PHSのサービス名を「WILLCOM CORE」通信規格を「XGP」と命名。10月以降の本格サービス開始を目指し、4月27日から実証サービスを開始します。

 どちらのサービスも、まだまだ発展途上。UQ WiMAXに関しては実際に利用してのレビューも多数ありますが、速度はともかく接続性の評価は総じてあまり芳しいものではありません。とはいえ、6月30日までは課金されていない状態であり、実質的にはまだ試験段階と見ていいでしょう。

 ユーザーにとって、モバイルブロードバンド通信サービスの選択肢が増えるのは嬉しいことです。2007年3月にサービスを開始したイー・モバイルも、2年契約を終えてサービスの乗り換えを検討しているユーザーもいることでしょう。UQ WiMAXとウィルコムのサービスはまだ試験的な段階ですが、当面はWILLCOM CORE XGPが本格サービスを開始するとしている10月までに、両サービスがどのようなサービスエリア、接続性、料金を用意できるかに注目です。



2009/04/27 12:08
小林祐一郎
プログラマ、編集者、Webディレクター等を経て、ライター・編集者として活動。興味のあるテーマは「人はどうすればネットで“いい思い”ができるのか」。ごく普通の人の生活に、IT技術やネットのコミュニケーションツールがどんな影響を与え、どう活用できるのかを研究している。近著「できるポケット+ クラウドコンピューティング入門」(インプレス)

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