ビジネスに役立つiPhoneアプリ

命にかかわる緊急事態に遭遇したときのためのガイド「救命ナビ」

アプリ名救命ナビ(Ver.1.0.1)
こんなときに救命活動が必要な事態に備えたい
価格無料
配布U-media Co., Ltd. (C)City of Sendai
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/jiu-mingnabi/id592308226?mt=8

救命措置を動画でナビゲート

 熱中症で搬送される方があとを経たない季節だが、いつどこで命にかかわる問題に遭遇するか分からない。もしもの事態に遭遇したとき対処できるよう、「救命ナビ」で学習しておこう。

救命ナビ

 「救命ナビ」は、119番通報が必要な一刻を争う場面で、状況の確認方法や、救急車が到着するまでの心臓マッサージの方法などを音声ナビゲート付きで解説してくれるアプリだ。「はい」「いいえ」で答えるとすべきことが分かるなど、 再生しながら救命活動が行えるようになっているのが最大の特徴。「胸骨圧迫と人工呼吸」などは動画で案内されており、インターネットに接続できる状態なら、圧迫のリズムや人工呼吸のタイミング、回数などを動画で確認しながら真似できるようになっている。また、一次救命処置や、応急手当の方法も図や動画入りで解説されているため、学習にも活用できる。

 主なメニューには「救命ナビ」と「応急手当を学ぶ」の2つ。救命現場に居合わせた場合は「救命ナビ」を、事前に学習したいときや確認したいことがある場合は「応急手当を学ぶ」へと進もう。

 「救命ナビ」では、タップした瞬間から音声ガイドがスタートし、患者の状態に応じた対応へと案内される。心肺蘇生が必要な場合は、「胸骨圧迫と人工呼吸」や「胸骨圧迫のみ」が選択に応じて動画で案内されるので、リズムに合わせて行える。

 「応急手当を学ぶ」では、「一次救命措置」と「応急手当」の2種類について解説される。「一次救命措置」では、反応(意識)の確認、119番通報とAEDの手配、呼吸の確認、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、気道の確保、人工呼吸、胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ、回復体位、AEDの準備、心電図の解析、電気ショック、心肺蘇生法の再開、心肺蘇生一連の流れ、気道異物の除去(傷病者の反応がない/ある場合)、気道異物の除去(乳児の場合)が確認できる。

 「応急手当」では、止血法、ショック状態への対応、やけどの応急手当、熱中症の応急手当、救急車を呼んで欲しい症状が解説されている。特に 今の季節なら「熱中症の応急手当」や、「救急車を呼んで欲しい症状」は目を通しておきたい。

 このほか、「救命ナビ」は仙台市消防局が提供しているアプリのため、仙台市内のAEDマップや、その他の地域のAED設置場所も確認できるようになっている。仙台市にお住まいの方や、これから仙台市に向かう方は参考にするといいだろう。

「救命ナビ」に進むとガイドがスタートする
「はい」「いいえ」で答えていく
「胸骨圧迫と人工呼吸」の説明動画
リズムに合わせて行える
「応急手当を学ぶ」のインデックス
イラスト入りで説明される
「熱中症の応急手当」はぜひ見ておきたい

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。