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【使いこなし編】第232回

見守りカメラ「TP-Link Tapo C222」で撮影したペットの動画を、スマホからチェックする

 本連載で第229回から、自宅の見守り用途にTP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」を使ってみている。

 前回までで、最初に必要なセットアップを実行し、iOS/Androidの「TP-Link Tapo」アプリから猫を検知するように設定してみた。 TP-Link「Tapo」シリーズのネットワークカメラの設定や操作は、すべてこのアプリから行う。今回も引き続き、このアプリでカメラを操作してみる。

 今回は、サブスクリプション(有料)のクラウドサービス「Tapo Care」で提供される、AIを使った物体検知を利用している。同サービスは30日間の無料体験が可能で、検知機能も無料体験できる。実際、筆者もこの記事を執筆している段階では無料体験中だ。

TP-Link「Tapo C222」をアプリから使っている。記録された動画をチェックしてみよう

猫を検知するとスマホにサムネイル付きで通知が届く

 アプリから猫を検知するように設定し終わると、アプリから検知通知が表示されるようになる。この検知は、「Tapo Care」体験中だとサムネイルが表示され、これだけでもちょっと様子がうかがい知れる。この通知をタップすると、録画された動きを再生して確認することができる。

猫を検知すると、アプリから検知通知が表示されるのでタップしてみよう
検知して保存された動画が再生され確認できる

 この動画はクラウドに保存されているもので、イベントクリップと呼ばれている。前回と同様にホーム画面や[カメラ]タブから、カメラの管理画面を表示させて、任意のタイミングで確認することも可能となっている。

アプリのホーム画面の[すべての端末]でカメラをタップするか、
もしくは[カメラ]タブの[管理]をタップする
[再生&ダウンロード]のサムネイルをタップすると……
先の動画が再生される。前回猫の鳴き声検知を設定したので、姿は無いが鳴き声が検知されている。赤い猫のアイコンが鳴き声で、緑のアイコンは動作の検知のしるし

後で見返したい動画はダウンロードしておこう

 クラウド上に保存されているのは30日間となっている。手元に残しておきたいイベントクリップはダウンロードしておくようにしたい。

保存したいイベントクリップで[≡]をタップするとメニューが表示される。[ダウンロード]で端末に保存される
スマホ上の「写真」アプリなどで再生できる

[イベントタイプ]を調整し、AIに学習させる

 何かの動きなど、必要のないイベントを自動で検知した動画が記録されることもある。このような場合は、次の手順のように[イベントタイプ]を調整し、AIに学習させることが可能だ。この操作を繰り返すことで、より検知精度を高めることができる。この学習結果はスマホ上にのみ保存される。

先の画面のメニューで[イベントタイプ]をタップしてみよう
このクリップは正しく「ペット検知」されていたが、違っていた場合には正しいものを選択し直すといい

動画の「tapo」ロゴは消すこともできる

 最後にもうひとつ設定しておこう。よく見ると動画の左隅に「tapo」のロゴが入っている。これは消すことができる。必要に応じて、カメラの管理画面から設定しておこう。

カメラの管理画面の右上にある設定アイコンをタップ
[動画&表示]をタップ
[オンスクリーンディスプレイ情報]をタップ
[ロゴの表示]をオフにすると消すことができる。[テキスト表示]では任意の文字を入れておくことができる

今回の教訓(ポイント)

「Tapo」アプリからイベントクリップの動画をチェックできる
永久保存にしたい動画はスマホにダウンロードしておこう

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。