自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!
【使いこなし編】第231回
TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」のAI検知機能を使ってネコを自動追尾撮影
2025年3月13日 06:00
本連載では第229回から、自宅の見守り用途にTP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C222」を使ってみている。
前回は、最初に必要なセットアップを実行した。 TP-Link「Tapo」シリーズのネットワークカメラの設定や操作は、すべてiOS/Androidの「TP-Link Tapo」アプリから行う。今回は、このアプリでカメラを操作してみる。
今回は、サブスクリプション(有料)のクラウドサービス「Tapo Care」で提供される、AIを使った物体検知を利用する。な同サービスは30日間の無料体験が可能で、検知機能も無料体験できる。実際、筆者もこの記事を執筆している段階では無料体験中だ。
AIを使ったペットの検知機能を有効にする
初期セットアップが終わると「TP-Link Tapo」アプリのホーム画面の[すべての端末]に設定したカメラが表示される。よく使うカメラをお気に入りに登録しておけるので、これを利用すると選びやすい。カメラのアイコンをタップすると操作画面にアクセスできるが、[カメラ]タブの映像の[管理]をタップしても、同じ画面にアクセスは可能だ。
このカメラのコントロール画面からは、現在のカメラ映像の静止画や動画の保存、音声を聞くこと、通話ができる。まず[タグをオン]をタップして、青い表示のオンの状態にしておこう。さらに、設定の[検知]を好みの検知方法に設定しておく。これによりAIを使った認識と追従をしてくれるようになる。動きが検知されると、ワクが表示され、検知した物体をカメラが向きを変えて追従して動き、捉え続けてくれる。
設定の[検知]では、検知する種類を細かく設定できる。以下の手順では[ペット検知]と[猫の鳴き声検知]を設定しているが、必要に応じて人物や車両など、赤ちゃんの鳴き声なども設定できる。なお、ペットの検知は現在まだベータ提供のような。
設定を終えると、対象を検知したときに動画上にワクが表示され、カメラが追尾しながら撮影するようになる。
検知されると通知が表示されるようになるが、室内で使うとガンガン通知が来てしまったりもするので、通知表示はいったん切っておいてもいいだろう。このあたりは次回以降で、使いやすいように設定してみることにする。