情シス意識調査
【情シス意識調査】働き方の変化で情シスの67%が「仕事が面倒になった」。テレワークの手順作成に、社員宅のWi-Fiサポート……、でも「突然話しかけられない」メリットも!
【第3回お題】情シスの仕事、種類が多すぎない?
- 提供:
- インテル株式会社
2023年5月18日 06:00
みなさまこんにちは。INTERNET Watch編集部です。
第1回からかなりの反響だった「情シス意識調査」。最初から情シスの悲惨な現状がつまびらかにされた形ですが、つづく第2回のお題は 「最近の働き方の変化で、仕事は面倒になった? 簡単になった?」 につきましてもたくさんの回答をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございます。
そして現在第3回のアンケート「情シスの仕事、種類が多すぎない?」も募集中ですのでふるってご応募ください。
【追記】受け付けは終了しました。
第2回「最近の働き方の変化で、仕事は面倒になった? 簡単になった?」の集計結果
さて、第2回の質問:「最近の働き方の変化で、仕事は面倒になった? 簡単になった?」に対する集計ですが、以下のグラフの様になりました。
回答を見るとやはり面倒になったという意見が多く、「とても面倒になった」「面倒になった」で全体のほぼ3分の2と多数を占めました。一方、「いきなり話しかけられなくなった」などのコミュニケーション改善や、vProや資産管理ツールの導入で「簡単になった」「とても簡単になった」という意見も合計16%にも及んでおり、一方的な結果にならなかったのも興味深いところ。
さて、「面倒になった」方向の意見ですが、やはりコロナ禍でリモートワークになったことで、そのための準備やリモートワークの環境作りに追われた方が多かったようです。
- そもそもリモートワーク文化が無かった会社なので、コロナを機に持ち出し用ノートPCやタブレットの準備、リモート接続の仕組み作りに追われた
- コロナで緊急事態宣となったとき、テレワーク用のノートPCを緊急で手配、設定、(VPN接続手順等の)マニュアル作成などに追われてしまい、自身はテレワークする間もなく残業
- PCの他にiPhoneなどのデバイス管理もやるようになり、管理端末が急増したためトラブル対応(破損、紛失)対応が大変。iPhoneの破損・紛失率が非常に高くて嫌になります
同時に自宅のネットワーク環境に対するサポートも増えたようです。自宅のネット回線が細い、と言うトラブルは結構あったみたいですね。あの当時は、「マンションが古くてADSLしかない」とか、「マンションの住人がそろってテレワークになったら回線が遅くなった」なんていう声も聞きましたから、現場の苦労は相当だったでしょうね。
- リモートワークになって、利用者の自宅のネットワークの不具合についてサポートを求め…られても……
- 個人のネット環境やWi-Fi接続の解決依頼、相談が増えた
- テレワークが増え、自宅でWi-Fiに接続できない、VPN接続できないなど、ユーザーのリテラシーが低過ぎるが故の問い合わせが増えた
そして次も想像に難くない「新しいアプリ・ツール」への対応。勝手にインストールとか、あるわー(苦笑)。そしてWeb会議ツールのトラブルも。「声が聞こえない」とか、リテラシー低い人を相手にリモートで対応しなきゃいけないというのは、想像しただけで泣けますね。
- ユーザーの「勝手にインストール」、「勝手にサービス登録」が増えた
- リモートワークの普及で、使用するアプリケーションが増えたことによる、質問や問い合わせの増加。
- 遠隔会議が増えたが、社内のICTスキルが全社的に向上できているわけではないので、「うまく接続できない」「声が聞こえない」といったトラブルシュートから、果ては「代わりに接続しておいて」などという依頼も
- リモート会議の設定、会議を録画しろ、YouTube配信しろ、会議室分散するから中継しろ等々、TV局のような仕事が増えた
最後はやはりリモート環境でのトラブル対応ですね。前回のアンケートからも、「教えているより自分でやったほうが早い」といった声がありましたが、対面で対応できないことにストレスを感じている情シスの方は多いようです。
- 対面で見ればすぐ解決できる問題の解決が面倒になった
- リモートワークが増え対面で問合せに来て即応することができず、チャットのうっとうしさやクローズまでの長期化につながっている
- 要領の得ない質問や問い合わせだった場合、リモートワークなので直接PCを見に行くといったことができず、質問内容の原因把握が困難になった
リモートワークでラクになったことも
さて、もう一方の「簡単になった」という意見ですが、やはり先ほどの「コミュニケーション」と「ツール」が二大理由のようです。
「テレワークになったことで、いきなり話しかけられたり、問い合わせ自体が減った」といった意見のほか、メールやチャットなどのやり取りが中心になった結果、情報の整理が楽になった、という側面があるようです。
また、ツールについては、リモート管理ツールなどを使うことで、遠隔で操作できるようになったという声。リモートになったせいで対応が大変になったと言う声もありましたが、これを機にvProや資産管理ツールなどを導入したケースもあったようで、そうしたツールを活用できた情シスは、楽になったと感じているようです。
- 情シスがテレワークをすることで、電話してまでするような問い合わせが減った。自分で調べて解決する機会が増えた
- コロナ禍をきっかけにZoom会議やQuickAssistを使い始め、一般社員が使い方を覚えてくれたためトラブルサポート時にも他営業所へ出向く必要がなくなった
- 国内外すべてのPCにリモートデスクトップツールをインストール。大抵のことは現地に出張せずにメンテナンスすることができるようになった
- 出社しなくても仕事が出来るようになった。朝夕の散歩で健康的になった。しかし、電話番があるのでそれが面倒
- 連絡手段がオンライン(電話、メール、チャット)に限定されたので、いきなり話しかけられることなく気が楽
- 社内のやり取りでもテキストベースで進めやすいので言った/言わないの管理がしやすい
- 今までPCに疎く、ガラケーしか使っていなかった部長がコロナ禍の影響でiPhoneを活用し、Teamsを活用し、今では率先してWeb会議を開催するまでに上達していく様を見て感動すら覚えた
「面倒になったこと」への対応は?
そうした「面倒なこと」への対応について伺ったところ、やはり皆さん苦労しながらも対応されているようです。
まずはマニュアルを作成したという声が目立ちましたが、それでもダメなことはやっぱりあるみたいです。
あとは画面共有などが使える場合はそれを使って対応してしまうのが、結局ラクみたいですね。すべての回答を紹介できていませんが、皆さん回答の端々から「自分でやったほうが早い」という感情が漏れ出ておりました(苦笑)。
- 面倒でしたが利用者向けに分かりやすい取説を作り配布して、多少の事は自己解決できるようにした
- マニュアルの作成、手順のレクチャーなど啓蒙にも努めていますが、やむを得ず割り切って対応することも多い
- Teamsの画面共有で対応。ハード的なものは見れない
- 画面共有してしまい、文書ではなく事象を直接観察している
- 基本的にはメール・電話で対応。相手(役職者など)によっては自宅へ赴き現地対応
- VPNが接続できないときに、ユーザーの家のルーターの設定などをしなくてはならず、家庭用各種メーカーのルーター初期パスワードや設定に詳しくなった
他にも、相手によっては自宅に赴いたり、出社したり。さらに自宅のルーターの設定まで対応したり、前回に引き続きですが、情シスの皆さま、本当にご苦労様です。
ということで第3回の情シス意識調査も以下で募集中です。みなさまの声をぜひ聞かせてください。
お題「情シスの仕事、種類が多すぎない?」
さて、今回のお題は「情シスの仕事、種類が多すぎない?」です。
前回のアンケート結果でもつまびらかにされましたが、業務外の仕事の対応に追われている情シスは多いようです。
そこで今回の質問は、情シスの仕事の種類の多さについてです。
日頃の業務で、情シスとしてどのような種類の仕事まで対応しているのか? その中でも優先順位などをどのように付けているのか、教えてください。みなさまからお寄せいただいたコメントを含め、記事にて掲載させていただきます。
今回の募集期間は、5月29日(月)の23時59分まで。みなさまのご意見をお待ちしています。
回答いただいた方の中から、毎回 抽選で1名の方にAmazonギフトカード1万円をプレゼント させていただきますので、是非、みなさまのご意見をお寄せください。
【追記】受け付けは終了しました。
・いただきました質問については、集計結果を掲載させていただくほか、一部の回答を抜粋して記事に掲載させていただく場合があります。
・各回のアンケート回答者の中から、抽選で1名のかたにAmazonギフトカード1万円をプレゼントさせていただきます。この抽選はご連絡先(名前/メールアドレス)を入力いただいた方の中よりさせていただき、当選の方にはメールにてご連絡させていただきます。
・回答いただきました個人情報(名前/メールアドレス)は、プレゼントの発送にのみ使用します。そのほかの目的で使用することはなく、対象者以外の個人情報は、抽選終了後、速やかに消去します。
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