テレワークグッズ・ミニレビュー
第41回
冷凍パイナップルを使ったフルーツ氷がめっちゃ美味い!! エアコン疲れ対策にフルーツやプリンでかき氷を作ってみた
2022年7月29日 12:12
連日猛暑が続いている。今年は一気に暑くなった上に、ほとんど通勤(外出)もないこともあって、体が暑さに慣れる気がしない。結果的には自室のエアコンはほぼ終日稼働しっぱなし。するとやっぱりいつまでも暑さに慣れない上に、エアコンばかり当たっているせいか、体調も優れない気がしてくる。エアコンに頼らず、なにか夏らしく涼を楽しむ方法はないだろうか。
そんなことを考えつつ、せめて週末ぐらいは外に出ようと夕方に犬の散歩に出かけたところ、なにやら行列ができているお店が。犬もいるので遠目にのぞくと、どうやらかき氷を売っているようだ。しかも普通のかき氷ではなく、フルーツを使ったかき氷の様子。うーん、美味そうだ。
そうだ、かき氷を作ろう!
テレワークが定着した昨今、INTERNET Watchの編集部員も、それぞれのテレワーク環境を改善すべく工夫を凝らしている。この連載では、そんなスタッフが実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズのレビューをリレー形式で紹介。今回は、仕事の合間に夏らしさを楽しむべく、電動のかき氷器をレビューする。
ふわふわのかき氷にフルーツ氷やプリン氷が作れるかき氷器を購入
子どものころは家にかき氷器があって、よく母に作ってもらったものだが、大人になってすっかり食べなくなっていた。そういえば我が家の2歳児もまだかき氷は未経験のはず。たまにはエアコンを止めて、かき氷で涼みながらテレワークをするのも良さそうじゃないか。
早速よさそうなかき氷器はないかと検索する。今どきはかき氷器も電動が普通のようだ。種類はいろいろとあるが、どうやらドウシシャのかき氷器が人気の模様。中には普通の製氷機で作れるバラ氷を削れるタイプもあったが、筆者が選んだのはなんと冷凍フルーツをそのまま削れるという「電動ふわふわとろ雪かき氷器(DTY-B2)」だ。
なにやら冷凍フルーツや冷凍ジュース、さらにプリンを凍らせたかき氷などもつくれるらしい。さらに刃の出ぐあいを調整することで、昔ながらのシャリシャリしたかき氷から、スイーツのようなふわふわのかき氷まで作れるらしい。とかくプリンに目がない筆者としては、プリンのかき氷というのは気になりすぎて仕方がない。
購入したのは刃の調整がしやすくなったという2022年モデルで、限定カラーの「いちごミルク」。標準で製氷カップが2つ付いてくるが、3人家族では足りないのでさらに4つの製氷カップが付いたモデルを購入した。
到着した製品を見ると実家で使っていた鉄製のかき氷器とは別もので、スリムだし軽い。天面のレバーを回すと、モーター部が外れて氷を入れるケース部が見える。ここに専用の製氷カップで凍らせた氷を入れればよいわけだ。氷を入れて上部のユニットをつけるのもワンタッチ。使い方はいたって簡単だ。
刃の出ぐあいは側面からダイヤルで調整する。説明書によれば最初は一番薄い設定にしておくとのこと。ただ実際に使ってみると、この状態ではほぼ氷が削れないので、ダイヤルを回して少しずつ刃を出しつつ、好みの削りぐあいにすればよいようだ。
シャキッとした冷たさがテレワーク中の気分転換にちょうどいい!!
ということでまずは普通の氷を削ってみた。氷をセットして天面のボタンを押すと、押している間だけ回転する。汗だくになってハンドルを回す必要なはい。刃の出ぐあいを調整しつつ、好みの削りぐあいを探っていく形だ。
量としては製氷カップ1つで大人1人前というところ。2歳児には半分ぐらいでちょうど良い感じだ。
刃の出しぐあいの調整がよく分からず、いろいろと調整したので、フワッとなったところもあればシャリシャリしたところもできてしまった。薄く削れたところはすぐに溶けてしまうので、ふわふわに作るのはなかなかむずかしい。
かき氷用のシロップを買ってなかったので、冷蔵庫にあった希釈用の「カルピス&ヨーグルト」を掛けて食す。ちょっと味にムラができてしまったが、とは言え久しぶりのかき氷はおいしかった。
エアコンと違って体の内側から涼しくなる感じは気持ちいいし、冷たさで頭もシャキッとする。水分と適度な糖分の補給になるし、なにより夏らしくて気持ちが盛り上がる。テレワーク中の気分転換にはちょうどいい感じだ。かき氷を初めて食べた娘もすっかり気に入ったようだ。
フルーツ氷を試す! パイナップル氷が美味い!!
続いてフルーツ氷にも挑戦。説明書によると市販の冷凍フルーツを使うようにとのことなので、セブンーイレブンで冷凍イチゴ、冷凍マンゴー、冷凍パイナップルを買ってきた。事前に調べた口コミだと、1袋では足りないらしいのでそれぞれ2袋ずつ購入。
冷凍フルーツは製氷カップは使わず、そのままかき氷器に放り込む。まずはイチゴを2袋いれて、スイッチオン。刃の出ぐあいを調整すると、真っ赤なイチゴが削られて出てきた。どうしてもケースの中でフルーツが動いてしまうので、削れ方にムラがあって、キレイに仕上げるのが難しい。そのため見栄えはカタログのようにはキレイに行かなかったが、さて味はどうだろう。
撮影などしていて少し溶け始めていたが、溶けたところは果肉入りのジャムのような食感。それでいて甘さは控えめなので、大人でも食べやすい。一方で凍っているところは体に染み入る冷たさで、かき氷の楽しさも味わえる。
続いてマンゴーも試す。こちらも美味い!! 多少厚く削れたところも、果物の肉感があってそれはそれでおいしい。とくにマンゴーはもともとなめらかな食感なので、「極薄スライスしたひんやりマンゴー」と言えば、そのおいしさも想像が付くだろう。
最後にパイナップル。正直、なめらかなマンゴーと比べると繊維質の強いパイナップルは不向きかと思っていたのが、その予想を裏切ってこれがまさかの大正解!
口の中に入れると、冷たさとともに、さわやかな酸味を持った果汁が広がり、溶けだした果肉をかみしめれば、また甘みが広がる。特筆すべきは、かき氷器で削られたことで、パイナップル特有の繊維感が減っていて、後味がいいことだ。美味い! ウマい!! これはくせになる。
見た目にもキレイなプリン氷、焼きプリン系でも行ける!
最後にプリン。プリンはいわゆるなめらか系のプッチンプリンと、表面を焦がした硬めの焼きプリンタイプの2つを試してみた。
プリンの場合は、製氷カップにプリンを崩して入れて凍らせる。量的にはプッチンプリンはBigサイズ1つ、焼きプリンのほうは小ぶりの容器なので2つを投入した。一晩凍らせたらかき氷器にセット。削ってみると、なめらか系のプッチンプリンのほうが気持ちよく削れて、ふわふわとした見た目にもおいしそうにできあがる。一方の焼きプリン系はそこまでキレイには削れずざらついた感じだ。
食べてみても、やはりプッチンプリンのほうが口当たりが柔らかくなめらかな感じ。プリン氷としての口当たりの楽しさがより味わえる。一方、焼きプリンのほうは口当たりも少し荒い感じだが、最後に口の中に残るプリンとしての味が濃く、プリン好きとしてはよりその味を楽しめる印象だ。
口当たりを取るか味の濃さを取るかは好みによるところだが、ひとつ間違いなく言えることとして、風呂上がりのプリン氷は最高である。
上下2分割で収納もしやすい
終わった後は片付けだが、氷ケース部などはすべて外せるので洗うのも容易だ。フルーツ氷などは、溶けても果肉が残るので、刃の部分などは専用のブラシですき間に残った果肉をかき出す必要がある。また、スタンドのトレーの部分にも結構こぼれてしまうが、上部のモーター部と分割できるので、スタンドも丸洗いできる。
この上下2分割にできるというのが、結構重要なポイント。組み立てた状態だと本体の高さは35.5cmもあって、スリムではあるものの、高さが収納のネックになる。ところがモーター部とスタンドを分割すると、一番長いのはスタンド部分の高さで約25cmとなって、我が家の場合はキッチンの吊り戸棚に収納することができた。25cmというと牛乳パックより少し高い程度の背の高さなので、食料品などをストックするスペースがあれば収納できると思う。
しかし娘はすっかりかき氷が気に入ったようで、あれ以来、毎日のように「冷たいのが食べたい」と言ってくる。そこで、前出の「カルピス&ヨーグルト」を牛乳で5倍ぐらいに割ったものを凍らせてみたところ、これまたフローズンヨーグルトのようで美味であった。製品にはレシピも付属するが、工夫しだいでいろいろと楽しめそうだ。