テレワークグッズ・ミニレビュー

第99回

マイホームを建てたら照明が明るすぎた! 電気工事も調光スイッチも無しで好みの明るさを手に入れる!!

 筆者がマイホームを建てたのは8年前。すでに照明器具はLEDが普通で、カタログにある形、明るさ、色味の違うさまざまなLED照明の中から自由に選ぶことができた。ただ、どれくらいの照明が必要なのかよく分からないまま選んだのを記憶している。

 たとえばダイニングであれば、窓際の間接照明と、天井のダウンライト、そしてダイニングテーブルの上のペンダントライトを組み合わせたが、全部をつけるとどれぐらいの明さになるのかは、まるで想像がつかない。特にLEDライトは蛍光灯などとくらべて光が拡散しにくいので、単に光量だけでなく、配置する場所にも左右されるという。かといってすべての電球を調光タイプにするのもコストがかかり過ぎる。

ダイニングの照明。テーブルの上にペンダントライト、奥の壁に間接照明、手前にダウンライトが設置され、写真で見るよりずっと明るい

 ということで、インテリアの担当者と相談しつつ、すべて電球色の照明でそろえた我が家のダイニングは、幸い暗くはなかった。が、8年目にして妻に言われた。「テーブルの上のペンダントライト、もっと暗くてもよかったね」と。

 確かにそうかもしれない。自分が子どものころのイメージでは、照明は明るい方が正義だったが、大人になったせいなのか、あるいはLED特有の固い光のせいなのか、ちょっと明るさが目にきつい気がする。とくに低い位置にあるペンダントライトは視界に入るので、余計に気になる。

 さらに言うと、テレワークになってから自宅での撮影が増えたのだが、ときどき横着してダイニングテーブルの上で撮影をすると、電球色のライトで写真の色みが変わってしまい、あとのレタッチが大変、という問題もあった(以前のかき氷器のレビューでも苦労した)。

 かといって今から調光調色タイプにするためには、壁のスイッチからして替える必要があるので、業者に頼んでの大工事になる。やっぱりあのときケチるんじゃなかったと8年越しに後悔してしまう。

 が、そこでふと思いついてしまった。今ならスマート電球があるじゃないか!!

 そう、ダイニングのペンダントライトはE26口金のLED電球をつけるタイプ。それをスマート電球に交換すれば、壁のスイッチもそのまま、電気工事も不要で調光調色にすることができる。スマート電球なんて、8年前にはなかった存在だ。ビバIoT! ビバスマート家電!! これですべて問題が解決するじゃあないかっ!!

意外と種類が多いスマート電球、どれを選ぶ?

 ということで調べてみれば、各社からたくさんの種類のスマート電球が登場していた。エジソン電球タイプと呼ばれるレトロな雰囲気のもよかったが、形が特殊だとペンダントライトにうまく収まらないかもしれないし、などと思いつつ選んだのはSwitchBotのスマート電球だ。

SwitchBotスマート電球 E26、買ったのは2個セットを2つ
SwitchBotのスマート電球には国内利用に必要な技適証明や電気用品安全法のPSEマークも付く。そしてなぜか「アマゾンジャパン合同会社」の文字
全光束800ルーメンで2700K~6500KとRGBで1600万色の調色が可能。人感センサーなどをトリガーに操作もできる

 スマート電球の中には、フィリップスのようなハブを使って一括管理できるようなタイプもあったが、筆者のようにひと部屋だけならハブがいらないタイプで十分そうだし、実際ほとんどのスマート電球が、SwitchBotと同様にハブ不要のタイプだった。そんななかでSwitchBotを選んだ一番の理由は、筆者がこれまでもSwitchBotの機器を多用していて、同じアプリで管理できるからだ。

 強いて言えば、将来的にSwitchBotのリモートボタンを組み合わせるのもよいかな、とは思っていた。妻はしゃべって操作するという行為にまだ抵抗があるようなので、使い方次第では後々スイッチで操作できるようにしてもいいかな、というところだ。

 ただ、スイッチといえばTP-Linkのスマートボタン Tapo S200Bのほうが、回転操作もできるので、スマート電球との相性は良いと思う。筆者のようにもともとSwitchBotを使っていたという理由が無ければ、TP-Linkでそろえるのもよさそうだ。

SwitchBotリモートボタンを組み合わせれば、声を出さなくても操作できる
こちらはTP-LinkのTapo S200B。回転操作もできるのでスマート電球との相性はよさそう。ただしTapoスマートハブもそろえないと使えない

 ということで、今までついていた東芝製のLED電球と比較してみる。

左がもともとついていた東芝製、右がSwitchBotのもの。サイズはほぼ同じだが、光が透過する部分が東芝のほうが少し広い

 当たり前だが外見はほとんど同じだ。外寸も形状もほぼ同じ。スマート電球の中には少し頭の部分の外周が大きそうなものもあったが、SwitchBotにはそういったことはなく、一般的なE26口金の機器であれば、サイズが入らないといったことはなさそうだ。

 ただ、発光部分というか、光が透過する部分が東芝のほうが少し広い。これが実際の発光でどれくらい変わるのかは気になるところだ。

グループ化しないとコントロールが大変!!

 ということで装着。

 ペンダントライトを壁スイッチで電源を切ってから電球を交換する。LEDとはいえそこそこ熱くなっているのでやけどには注意したい。ちなみにとりあえず2つだけ交換して比較してみたが、光が透過する部分の広さの違いは、明かりをつけてしまえばほとんど分からなかった。写真をじっくり見比べれば気がつく、というレベルだ。

電球を交換する。写真は2つだけ交換した状態で、写真右下と左上がSwitchBot。光の透過部分のサイズの違いは、写真で見比べなければ分からないレベルだ

 交換できたらアプリへ登録する。筆者はすでにSwitchBotアプリをインストールしてあるので、そのまま登録に進む。登録方法もいつもと同じなので慣れたものだ。

 壁スイッチを入れたら、スマホのSwitchBotアプリを立ち上げ、ホーム画面の右上にある「+」のアイコンから「デバイスの追加」を選ぶ。すると、スマート電球が見つかるので、タップしてあとはアプリの指示に従えば登録は終わる。うまく接続できなかった場合は、しばらく壁のスイッチを切ってから再度挑戦してみよう。

 今回のペンダントライトには4つの電球を使っているので、これを4回繰り返して、すべての電球を登録する。

SwitchBotアプリ。すでにさまざまなIoT機器が登録されている
ホーム画面右上の「+」マークをタップしてデバイスの追加を選ぶ
Bluetoothで近くの機器を自動で検出、少し待つとスマート電球が4つ見つかるのでタップ
あとはアプリの指示に従えばいい
続いてWi-Fiのパスワードを入れる。接続は2.4GHzだ
ルームを選んで保存すれば1つめの電球の登録が終わる
Alexaアプリとも連携済みなので、自動でAlexaにも登録される
同様に繰り返してスマート電球4つが登録された

 ただし、このままだと4つ別々に操作することになって面倒なので、この4つの電球をグループ化する。電球のうちのどれか1つを選び、メニューから「グループ作成」を選択して、残りの3つの電球を選べばグループ化できる。

ただしこの状態だと操作をしても1つの電球しか変わらなくて不便
そこでどれか1つの電球を選んで設定からグループ作成を選ぶ
他の3つの電球にチェックを入れてグループにする
グループの名前をつける。スマート電球グループにした
グループ化できた。アイコンも1つになって一括で操作可能だ

 これで、明るさを変えたり、色温度を変えたいときも、1つの操作で4つの電球をまとめて操作することができる。

 メニューは「ホワイト」「カラー」「動態効果」の3画面があり、一般的な電球色や白昼色であれば、ホワイトのメニューで明るさ、色温度を調整すればいい。カラーを選べば赤やら青やらさまざまな色にできるし、動態効果を選べば、さまざまな色に変化するモードを選ぶこともできる。友達を呼んでパーリィ♪するときには良いかもしれないが、あいにく筆者にはそんなパリピ仲間がいないので使う機会はなさそうだ。

操作画面、さらに操作設定で詳細の変更も可能
操作設定画面の1つ「ホワイト」では明るさや色温度が調整可能
「カラー」の操作設定画面。自由に調整できるほかプリセットの中からも選べる
「動態効果」を選べば、さまざまなカラーに色が変化する
さまざまな色に変えることができる……が、使い時が分からない

 あとは妻と相談しつつ、色味と明るさを調整。結局、一番暖色で、明るさは15%のところで落ち着いた。しばらく使ってまた気が変わればアプリで調整できる。また、設定画面ではスケジュールでオン・オフするといった設定をすることもできる。

明るさや色味をいじって好みの雰囲気にできる
設定画面ではグループ設定のほか、消費電力量の確認などもできる
スケジュールでは、たとえば曜日ごとに決まった時間にオン・オフすることも
停電や元の電源を切って再度通電した時の動作設定もできる。基本は前の状態を維持だろうか
消費電力量も確認できる

 それとSwitchBotアプリとAlexaアプリを連携させているので、この時点でAlexa経由でも操作ができるようになっていた。ダイニングからだと扉を挟んだ仕事部屋にEchoShowがあるのだが、マイクの感度が高くて、ダイニングからの声にも反応してくれる。

 アプリほど細かい設定はできないが、「アレクサ、明るくして」や、「電球色にして」「青くして」「消して」といったカンタンな命令で明るさや色の調整ができる。

SwitchBot スマート電球をAmazon Alexaで操作する様子(54秒)

 ただ、実際の運用では、他の間接照明などと一緒に壁スイッチで操作している。撮影の時などだけ明るさや色味を変えるだけで、普段はスマート電球と意識することなく、ちょうどいい明るさのLED電球として使うつもりだ。

スイッチを切る度に通知が届くだと!!

 ということで今回はさくっと終わり、かと思ったら問題が発生した。

 というのも、壁のスイッチを切っていると、スマホにSwitchBotアプリから「スマート電球●● デバイスがオフラインです」というメッセージが届くのだ。しかも4回も。

壁スイッチで電源を切るとオフライン通知が届きまくる!!

 大元の電源である壁スイッチを切ることで通信が途絶え、それを毎回スマホに通知してくれるのである。寝る前にダイニングのスイッチを切って寝室に入ると、布団に入ったところでブーブー鳴り始めるから困りものなのだ。

 SwitchBotアプリの通知自体をオフにしてしまうと、他の機器、たとえばスマートロックの電池が減っている通知などが受けられなくなってしまう。そこでSwitchBotアプリの通知管理メニューからスマート電球グループを選び、スマート電球グループだけオフライン通知をオフにした。

 通知設定は、ホーム画面右上の「…」から「通知センター」を選び、右上の歯車マークをタップすれば入れる。その中から「デバイス通知」の中の「通知管理」を選べば、デバイスごとの通知設定を変更することができる。

ホーム画面の「…」から通知センターに入ったら右上の歯車をタップ
通知設定画面で「デバイス通知」の「通知管理」をタップ
「スマート電球グループ」を選ぶ
最初はオフライン通知だけをオフにししてみた

 これで大丈夫、と思ったのだが、なぜか翌日も通知がきた。そこでオフライン通知だけでなくスマート電球グループの通知自体をオフにしてみたのだが、それでも通知が届く。

 なぜだ?

 ただ、よく見ると、以前は4回だった通知が3回になっている。どうやら電球グループで設定を変えているのに、通知設定については親となっているスマート電球の通知だけがオフになっているようだ。

またまた通知が届くが、よく見ると1回の通知が3件に減っている

 そこで、スマート電球グループの設定画面から「クループ解除」を選択してグループを解除。通知設定から電球1台ごとの通知設定を開いて、「オフライン通知」をオフに。これを4台とも行ってから、再度グループ化をすると、今度こそ通知がこなくなった。これはなかなかのトラップだ。

アプリの簡単設定で家族のスマホでも操作可能に

 最後に、妻のスマホにもSwitchBotアプリをインストールして、筆者がいなくても照明をコントロールできるようにしたい。具体的には、筆者の作った「マイルーム」環境を妻のアプリからも操作できるようにするというもの。

 やり方はカンタンで、妻のスマホにアプリをインストールしてアカウント登録したら、筆者のアプリから出した承認コードを入れればOK。詳しくは公式サイトの「自分のホームを他の人と共有する方法は?デバイスをご家族/ご友人にシェアする方法」「家族のホームに参加する方法?家族のデバイスをコントロールしたい場合」に掲載されているので参照いただきたい。

 よくできているのが、筆者は所有者、妻はメンバーという形で、操作できる権限に差が設けられているところ。詳細は機器によって異なるが、メンバーである妻のアプリからは、おおむね基本操作はできるものの、設定やスケジュールなどの変更、また別のメンバーの追加などはできなくなっている。なので、妻が勝手に設定を変えちゃった……、といったトラブルは避けられるようになっている。

 と、関心していた矢先、今度は壁スイッチを切ると妻にオフライン通知(しかも4通)が届くようになってしまった。通知の設定はアプリごとにやる必要があるらしい。

 しかしメンバーの権限ではスマート電球のグループ解除はできないので、筆者のアプリでグループ解除した後、妻のアプリでオフライン通知を4つともオフにして、再度筆者のアプリでグループ化するというややこしいことに(苦笑)。

 と、まぁ今回はなにやらややこしい部分があったものの、全体的に見ればSwitchBotのアプリはおおむねよくできていると思っている。結構複雑なことができるわりに、説明書がなくてもなんとなくで使えてしまう。それでも分からない部分はサポートサイトを見ればだいたい解決するし、日本語のサポートサイトもよくできている。いろいろなメーカーから同じようなIoT製品が出ているが、特に理由がなければSwitchBotでまとめてしまいたくなるのは、そういった部分もあるからだろう。

INTERNET Watch編集部員やライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズをリレー形式で紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」。もし今テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!? バックナンバーもぜひお楽しみください。