テレワークグッズ・ミニレビュー

第70回

4月22日からのAmazonセールがお買い得!? Echo Show 8で老眼でもテレワークを効率アップ

画面の大きいEcho Show 8でテレワークを快適に!!

 昨年のAmazonブラックフライデーまでは、Echo Show 5がかなり安く売られていた。あまりの安さに買おうとしたのだが、皆考えることは同じで、すぐに品切れになってしまった。今では品切れこそ解消したものの、あれ以降、Echo Show 5の値引きがほとんどされなくなってしまった。

 一度安い価格になったのを知っていると、なかなか定価では買う気にはなれないものだ。そして買えないと思うと逆にやたらと欲しくなってくる。あのとき買っておけばよかったとセールのたびにため息が出る。

 などと思っていたら、今度はEcho Show 8がセールで安くなるようになった。以前のEcho Show 5ほどではないものの、1万円を切る価格、定価のEcho Show 5とそれほど差がないぐらいまでEcho Show 8の価格が下がっていたのである。

 で、思わず買ってしまった。なんかAmazonにまんまと踊らされている気もするが、老眼の筆者にとっては5インチより8インチのほうがずっと魅力的だったのも事実だ。

 そしてどうやら明日(4月22日)からのゴールデンウィークセールでも再びEcho Show 8が安くなるらしい(※事前公開の情報ですので本当に安くなっているかは当日ご確認ください)。ということでいま慌ててこの原稿を書いている。ちなみにAmazonデバイス用アクセサリが20%オフになるクーポンコードも配布(6月30日まで)していて、Echo Show 8用のスタンドやフィルムを2割引で手に入れるチャンスだったりもする。

画面があるだけで頼りがいが大幅アップ!!

 筆者はもともとEcho Dotを使っていたのだが、古くなってきたせいかニュースを読み上げている途中で音が途切れたり、話しかけてもうまく反応してくれなくなったりしていた。ただ、どうせ買い換えるなら次はモニター付きのEcho Showにしたいなと漠然と思っていたのだ。

 実際に商品が届いて思ったが、8インチにしてよかった。画面の大きさは正義だ。老眼の身としては5インチだとたぶんいろんなことに使おうとまでは思わなかったかもしれない。

 それとちょっと驚いたのだが、すでにEcho Dotを使っていたからだと思うが、アカウント情報から自宅のWi-Fiの設定まで、最初から登録されていて、電源を入れたら自動でネットに繋がりアップデートまで始めたのには正直驚いた。

8インチの画面を持ったEcho Show 8。小さすぎず大きすぎず、仕事机の上に置くのにはちょうどいいサイズだと思う
本体前面にあるカメラはシャッターで物理的に閉じることも
ボリュームなどのボタン。YouTubeなどだと音量のばらつきが大きいので、ハードキーのボタンがあるのはうれしい
Amazonから買うと最初からアカウントがひも付けられている。なんとWi-Fiのパスワードも登録されていて、いきなりネットに接続したのには驚き
すでにEcho Dotを使っていたので、部屋などの情報も最初から登録されていた。おかげでセットアップは簡単だったがちょっと怖いぐらいだ

 さて、Echo Dotから乗り換えて一番感じた違いはニュースだ。

 筆者は朝仕事部屋に行ったら、NHKニュースの読み上げをさせていたのだが、Echo Showだと映像付きでニュースが流れる。音声だけでなく映像が出るのはやはり得られる情報量が多くなる。それと、冒頭に見出しの文字も出るので、ひと目見て興味のないニュースであれば、「アレクサ、次」と言って次のニュースに飛ばすことも容易だ。Echo Dotの時はラジオの感覚なので、聞き流している感じだったが、必要な情報をしっかりと得られてニュースの価値が上がった。

今まで音声だけだったニュース読み上げも映像付きで快適に

 また、これを機にスケジュール機能も使うことにした。音声だけのときはPCのブラウザーでカレンダーを開くほうがいいと思っていたが、Echo Showの画面にスケジュールが出せるのであれば、わざわざブラウザーでカレンダーを開くという作業が不要になる。

 我が社の場合、カレンダーはGoogleカレンダーを使っている。そこで、個人アカウントのGoogleカレンダーに会社の自分のカレンダーを読み込ませるようにしてみた。すると、読み込むこと自体はできたのだが、カレンダーの件名などは表示されなかった。会社側のカレンダーでそういった設定にしてあるようだ。Echo Showで見ると「件名のない予定」がズラリと並ぶ。

今日の予定や明日の予定が一目で見られるのは便利。件名のない予定になってしまうのは残念だが

 まぁ8割ぐらいは毎週定例のミーティングなので、開始時間さえ分かれば内容は想像がつく。また、自分の予定も「アレクサ、スケジュールを追加」と言えばすぐに追加ができる。追加した予定が画面で見えるので安心感が違う。思い起こしてみれば、Echo Dotの時は、ちゃんとしゃべった通りに記録されているかが確認できなかったので、音声だけでの操作をする気にならなかった気がする。

 ほかにもAmazon PrimeやYouTubeが見られたり、言葉の意味を調べたり、計算なんかも声だけで操作ができる。例えばWBCをプライムで見るなんていうこともできるし、ちょっとした調べごと、ちょっとした計算など、わざわざブラウザーで調べたり、電卓を取り出す必要もない。筆者もまだまだ使いこなせているわけではないが、1人前とまではいかないまでも、半人前の助手が付いてくれているようで、仕事にも役に立っている。

Amazon PrimeやYouTubeも見られる
計算をさせたり言葉の意味を調べてもらったり
ネット検索も音声でOK
普段は時計の表示に。文字も大きいので壁掛け時計がいらなくなるかも

オプションパーツでさらに快適に

 さて、そんな快適なEcho Show 8だが、使ってみて気になった部分も出てきた。

 まず、とにかく画面が汚れる。特に最初のうちは設定をいろいろといじったり試したりするのに画面をさわる。他にも、音声で操作するよりタッチしたほうが早いというシチュエーションはしばしばある。そうすると画面が指紋で汚れるのだ。

しばらく使ったEcho Show 8。結構指紋がつく

 それとデスクの上で使う場合、デスクに直置きだと、その手前に置いた資料とかリモコンとかちょっとしたもので画面の下の方が隠れてしまう。また、状況によっては画面の映り込みが気になることも。

 そこで追加で購入したのが専用の液晶保護フィルム、そして専用のスタンドだ。フィルムはナカバヤシのDigio2 液晶保護フィルム(Echo Show 8 第2世代用)。スタンドはAmazon純正角度調整スタンドになるが、ちょうど「Amazonデバイス用アクセサリが20%オフ」のクーポンコードが出ていたので、それを使って20%オフで購入した。ちなみにこのクーポン、1度しか使えないが、1度に複数の製品を買ってもすべての製品に適用される。そのため、上記2点で3970円のところ、764円引きで購入することができた。ちなみに購入画面でプロモーションコードを入力する必要があるので注意してほしい。

Digio2のフィルム。フィルム2枚とクロス、説明書がつく

 フィルムは2枚入っていたので失敗しても大丈夫だろう。まずはすでに指紋で汚れた画面をきれいにするのが大変だったので、Echo Showを買うなら同時に購入して新品時に貼り付けてしまうほうがいいだろう。

 フィルムはつや消しになっていて、映り込みを少しは防止してくれる。といってもいわゆるマットな感じではないので、映像の精細さはほぼ損なわれない。

 指紋の防汚性能はかなり高い印象で、わざとベタベタさわってみたが指紋はだいぶ抑えられていた。それと指の滑りがよくなったのも好印象だ。もともとの画面はペタッと指に吸い付くような手触りだったので、スワイプなどの操作がしにくかったのだ。

アンチグレアだがそこまでマットな質感ではなく画面の精細さを犠牲にしない
わざとベタベタさわってみても指紋が残る感じは少ない

 スタンドもちょうど良い感じだ。高さとしては約3cmほどで、縦方向のみの角度調整ができる。純正品以外だと横方向の角度調整ができるタイプもあるが、横方向に角度調整する必要は感じないので、むしろ余計な方向に動かないことに交換が持てる。色味、デザインとしてもさすが純正という感じ。価格としては社外品よりは割高だが、20%オフになればそれも許容範囲かと思う。画面の角度も見やすくなるし、机の上に置いて使うのなら、あったほうがよいアイテムだと思う。

Amazon純正のスタンド
高さはおよそ30mmほどかさ上げされる形だ
Echo Showの底面とマグネットで固定される
画面を一番立てた状態
画面を一番寝かせた状態
スタンド装着状態の全高は、確度によって多少変わるが概ね155mm程度

Echo ShowとSwitchBotの組み合わせでますます快適に

 ちなみにEcho Showをはじめとしたスマートスピーカーは、それ以外のIoT機器と組み合わせることでもっと便利になる。筆者宅の場合は、仕事部屋に入って「アレクサ、おはよう」と言えば、部屋の電気が点いて、ディスプレイの電源が入り、エアコンが入り、Echo Showがその日のスケジュールやニュースを読み上げてくれる。

 で、そこで活躍しているのがSwitchBotのシーリングライトプロだ。いわゆるスマートリモコンとシーリングライトを組み合わせただけなのだが、この組み合わせがすごく秀逸で、一言で言うとスマートリモコンどこに置くんだ問題が一発で解決するわけだ。

 ということで、次回はその辺りのEcho Show以外のスマートホーム機器を紹介したい。

SwitchBotのシーリングライトプロ。ただのシーリングライトに見えてスマートリモコンの機能を持つ

【4月22日追記】
 なお、今回のAmazon ゴールデンウィークセールでは、Switchbot シーリングライトプロ(6畳用と8畳用)もセール価格で販売中だ。

INTERNET Watch編集部員やライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズをリレー形式で紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」。もし今テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!? バックナンバーもぜひお楽しみください。