みんなの在宅ワーク

第26回:某IT企業勤務 アンディーの在宅ワークスタイル

オンライン会議という「時間泥棒」から身を守る在宅ワーク術

 こんにちは。某IT企業でコンテンツ制作部門に勤務するアンディーと申します。

 完全リモートワーク、いわゆる「原則出社するなよ」状態になってもう半年近くになりますが、もともと取材したり原稿を編集したりという業務がメインのため、オフィスに行かずとも、仕事自体は回っている状況です。

 ルーティンとしての通勤がなくなり、さぞ効率的なワークライフかと思うかもしれません。

 確かに、1日にこなせる業務量そのものは増えた気がします。でもなぜか、浮いたはずの時間があれやこれやで結局何かに消えていくんですよね……。

怒濤の勢いで続くオンライン会議はまるで「時間泥棒」

 なかでも手強いのは、オンライン会議システム、ZoomやTeams、WebExという名の「時間泥棒」たちです。

 怒涛の勢いで打ち合わせやら会議やらが続きます。スケジュールの合間を縫うように差し込まれていく案件。途中のバッファー無しの30分刻みで、6本とか8本連続会議、とかもザラです。

 これは3~4時間ぶっ続けで会議してる計算で、冷静に考えると結構無理がありますよね。事前準備も完全には追いつかなかったり。クーラーガンガンに効かせても熱中症になりそうな勢い。これにタレントや有識者などのリモート取材が重なってくるのでもうカオスです。

 幸い、「5分前には待機室入りする」「常時画面オン」「役職順に退席する」といったオンライン会議の「謎ルール」にはいまのところ縁のない点は助かっていますが。いかんせんもう飽きた……。

ノイズキャンセリングとコロロデスクで「集中する環境」を構築

 さて、私はもともと、あまり自宅で仕事をする習慣がなかったこともあり、特に作業環境の整備を意識してきませんでした。ただ、オンライン会議の多さを目の当たりにし、自宅作業の比率が上がるにつれて「集中する環境」が欲しくなりました。

 まずは「時間泥棒」の方をなんとかしようと、マイク内蔵のワイヤレスイヤフォンを導入。ノイズキャンセリングがいい感じに効く、ソニーの「WF-1000XM3」でオンライン会議に没入できるようになりました。自宅だけでなく、シェアオフィスやちょっとした出先でも活躍しています。ただ、遮音性が良すぎて家族からの呼び掛けに気が付かず、怒りを買うことが何度か……。

ソニーの「WF-1000XM3」。使い込みすぎてヘタりが(笑)

 もう1つ、原稿執筆や編集作業などに集中すべく、部屋の隅で物置化していた箱型デスク「コロロデスク」を引っ張り出しました。

「コロロデスク」はこんな感じ。着座時には自分の周囲を壁に囲まれる形になります。側壁は可動式ですが、普段はあえて開かず使っています

 巣箱のような形状で、ちょっとした「個室」が作れるデスクです。「巣箱」の内側にリマインド用のポストイット貼ったりはしますが、基本はノートPCだけを置き、ひたすら画面と向き合うスタイル。自分的には仕事環境としてはこれで十分かなと思っています。

なんとなくの「コクピット感」と、適度なお篭り気分があります

アンディーの在宅ワーク環境

  • メインPC:MacBook Pro(2019)
  • ディスプレイ:1画面
  • キーボード:パソコンのキーボード
  • マウス/トラックボール/トラックパッド:パソコンのトラックパッド
  • カメラ:内蔵カメラ
  • マイク/ヘッドフォン/スピーカー:ソニー「WF-1000XM3」
  • ビデオ会議サービス:Zoom/Microsoft Teams/LINE
  • 机:コロロデスク
  • 椅子:コロロスツール
  • その他小物:体にフィットするソファ(無印良品)

アンディー

IT企業勤務のかたわら、編集およびライター業も並行。