みんなの在宅ワーク

第6回:山下陽子の在宅ワークスタイル

「さすらいのコワーキングスペース運営者」が贈る、自慢の自宅作業エリア

 こんにちは。フリーランスでコワーキングスペースの運営サポートというお仕事をしている山下陽子と申します。

「バーチャルコワーキングスペース」で、在宅ワーク中もゆるく交流

 仕事先のコワーキングスペースが営業自粛中のため、4月からほぼ在宅ワークです。自宅では、バーチャルコワーキングスペース「みんコワ」に参加して、人の気配を感じながら作業することが多いです。

「みんコワ」1階の利用画面。8フロア構成で、1階には受付テーブルがある

 みんコワは、オンラインビデオツール「Remo」を使った、24時間営業のバーチャルコワーキングスペースです。複数のコワーキングスペース運営者が共同運営していて、誰でも無料で参加できます。

 月曜日から金曜日の間、10時から18時の間は受付スタッフがいるので、初めての人は最初に受付へ行くのがオススメ。雑談しながら作業できる席のほかに、カメラ/マイクをオフにして入室する「集中席」や、ゆるくおしゃべりできる「休憩席」などのさまざまな席があり、気分や用途によって使い分けられます。

 私も共同運営者の1人で、たまに受付をしています。距離を超えてさまざまな属性の人と話すことが、在宅ワーク中のささやかな楽しみになっています。また、何年も会っていなかった友人3名とみんコワで再会できました。日時の決まったオンラインイベントで落ち合うよりも気軽にアクセスしやすいのだと思います。

作業台付きソファの狭い空間で、PC作業を完結

 自宅の作業用椅子は、作業台付きの1人掛けソファを使っています。以前勤務していたコワーキングスペースから譲り受けたもの。開店時にオーダーで作ったと聞いています。

自慢の作業用ソファ。作業台の左端に軸があって、天板が回転する仕組み

 作業台とドリンクホルダーはもともと付いていて、より作業しやすいように電源タップと外部ディスプレイを取り付けました。ソファはとても座り心地が良いのですが、座面の奥行きが深いので背当てのクッションは欠かせません。壁際に置いているので、ビデオ会議の背景がオフィスっぽくなるのが気に入っています。

 作業台が狭くて外部ディスプレイを増やしにくいため、iPhone 2台とiPadを補助的に使っています。以下は、私のオススメの使い方です。

  • iPadで参考資料を開いて、PCの横に並べる
  • iPhoneで撮った写真を色調補正アプリ「Instaflash Pro」で補正して、AirDropでMacBookに送る
  • Appleデバイス間でクリップボードを同期できる「CloudClip」で、iPhoneでコピーした文章をMacBookで編集する
  • iPhone 1台をBGM専用機にして、「Google Home Mini」にBluetooth接続して音楽を流す

 ソファの座面の空きスペースにガジェットやお菓子などを置いて、手が届くところに必要な物がそろっている状態にしています。とても快適なのですが、運動不足が深刻になってきました。これからは、運動を楽しく取り入れられる環境をつくりたいと思っています。

山下陽子の在宅ワーク環境

  • メインPC:MacBook Air(2014)
  • ディスプレイ:2画面
  • キーボード:パソコンのキーボード
  • マウス/トラックボール/トラックパッド:パソコンのトラックパッド
  • カメラ:内蔵カメラ
  • マイク/ヘッドフォン/スピーカー:iPhoneの付属イヤホンマイク/BGM用スピーカー「Google Home Mini」
  • ビデオ会議サービス:Zoom/Remo
  • 机:作業台付きの1人掛けソファ
  • 椅子:作業台付きの1人掛けソファ
  • その他小物:森永製菓「大粒ラムネ」

山下 陽子

さすらいのコワーキングスペース運営者。2012年から神奈川、埼玉、福岡のコワーキングスペースのスタッフ・店長を経験し、現在はフリーランスで空間運営サポートとグラフィックデザインをしている。毎日マンガを読んでアニメを観るインドア派だが、福岡移住をきっかけに船釣りにハマり、大物を狙うべく玄界灘に繰り出している。「新しい働き方LAB - Lancers」福岡キャンパス公式コミュニティマネージャー。