みんなの在宅ワーク
第7回:Yusuke Sakakura(ブログメディア「携帯総合研究所」主宰)の在宅ワークスタイル
「使い放題の携帯回線」で乗り切る、孤独の在宅ワーカー
2020年6月19日 07:00
「携帯総合研究所」というブログメディアを運営していますYusuke Sakakuraです。個人運営のため誰かと連絡を取ることはほとんどありません。リモートで誰かと繋がっているわけでもない孤独の在宅ワークを8年過ごしてきました。おかげで10年以上東京に住みながら方言はそのままです。
外出自粛要請に伴い、自宅の通信速度が「10分の1以下」に
そんな孤独の在宅ワーカーにも外出自粛に伴う変化がありました。
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛要請の前後で大きく変わったのは通信速度です。VDSL環境の自宅では、自粛前まで安定して下り約70~80Mbps、上り約20~30Mbpsを計測していて、特にストレスを感じることはありませんでした。
しかし、外出自粛後は朝昼夜を問わず下りが5~10Mbps前後まで大幅ダウン。自粛前は現地に足を運んで取材していた新製品発表会や決算発表は全てオンライン化されてライブ配信に切り替わっているため、今こそ高速な通信環境が必要。下り5Mbpsはさすがにつらい。
固定回線よりも高速な携帯回線に逃げたいところですが、携帯3社の提供する大容量プランは50GB~60GB。auは無制限プランを提供していますが、テザリングには30GB/月の制限があります。ドコモは終了期間未定のキャンペーンではあるものの4Gもテザリングも含めて無制限の「5Gキガホ」を提供していますが、利用するには5G対応機種が必要になるため自分の環境とマッチしません。
1年間無料の使い放題プラン「Rakuten UN-LIMIT」導入で通信速度を高速化
そこで役に立ったのが、4月に携帯電話事業へ参入したばかりの楽天モバイルが提供している使い放題プラン「Rakuten UN-LIMIT」でした。
月額2980円(300万人限定の1年間無料キャンペーン中)ながらデータ通信はテザリングも含めて使い放題です。通信速度は下り20Mbps前後、上りも20Mbps以上を安定して計測。超高速とは言えないものの、特定の時間帯に大幅ダウンすることなく、外出自粛によって大幅にスピードダウンした固定回線に比べれば4倍も高速。テザリングでいくつかのオンライン発表会にしましたが、映像が途切れることなく、低画質に切り替わることもなく取材できました。
データ使い放題が楽天回線エリアに限定されること、広範囲で使えるパートナー回線エリアで通信量が5GBを超過すると上下最大1Mbpsに制限されること、1日の通信量が10GBを超過すると速度制限が適用されるといった注意点はあるものの、今の状況ではとてもありがたい存在。固定回線代わりににすることはできませんが、仕事部屋のネット環境ならばこれで十分。
ただ、考えることはみんな同じようで、サービス開始当初に比べると通信速度は落ちてきています。注目している5G対応スマホ「Xperia 1 II」の発売ももうすぐなので、今後の状況によっては5Gデビューも検討しようと思います。
Yusuke Sakakuraの在宅ワーク環境
- メインPC:MacBook Air 13”、iMac 21.5” 4K
- ディスプレイ:1画面
- キーボード:パソコンのキーボード
- マウス/トラックボール/トラックパッド:パソコンのトラックパッドとマウス
- カメラ:内蔵カメラ
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:AirPods Pro
- ビデオ会議サービス:Google Meet
- 机:IDEA オーク無垢材テーブル
- 椅子:MOMO natural ダイニングチェア
- その他小物:観葉植物(写真撮影、目の保養)
Yusuke Sakakura
スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。高校生のころに立ち上げて今年で15年目に突入しました。趣味はNBA観戦。外出自粛期間中にハマっているYouTubeチャンネルは「ねおミルクボーイ」。