みんなの在宅ワーク
第4回:フリーライター 武者良太の在宅ワークスタイル
自宅で使うPCは「タワー型のデスクトップこそ正義」派
2020年6月10日 07:00
ノートPCはどこまでいっても「サブ」。自宅で使うなら「タワー型のデスクトップ」
90年代のころはコピー機とFAXとMOが必須(あとバイク)。ゼロ年代に入ってからはメール入稿が増えコピー機を手放し、クライアントとのやりとりがほぼネット経由となった2010年代以降はFAX&固定電話回線も断捨離。PC用プリンターやスキャナーもUSBバッテリーで動くモバイルタイプに変え、仕事スペースのダイエットに勤しんできました。
さあ、これからはバッグ1つに入る、ノートPCとUSB Type-Cでつなげる周辺機器で生きていく!
……というのは嘘。僕にとってノートPCはどこまでいってもサブ機で、最近は買い替えしておらず、自宅で使うならタワー型のデスクトップこそ正義派です。
今年に入ってから導入したOMEN Obelisk 875のスペックはCore i7 9700K、64GB RAM、1TB SSD&6TB HDD、GeForce RTX 2080 SUPER。4K動画の編集も快適でもうヤバい。気分転換したいときのSteamのゲームもYou're a Winner!
コイツに組み合わせるディスプレイは、従来から使ってきた32インチ4K×1枚&24インチフルHD×2枚。机と同じで、ディスプレイの広さ大きさが拡大するほど作業がしやすくなるんですよね。テキストを書くときは複数の資料を表示できるし、動画や画像編集時のモニター画面とツール画面、素材ファイルを入れたフォルダー画面を並べられる。自分の思考能力がシングルタスク寄りだから、そのとき必要なモノは全て手の届くところにあってほしいんです。
ビデオチャットのカメラは「フルサイズミラーレス」を絶賛重宝中
4月以降に急増したビデオチャットの対策として、カメラはフルサイズミラーレスのα7RII&HDMIキャプチャーユニット、レンズはSEL35F18F(35mm f1.8)を使っています。背景をボカしたいことと、デスクからは極力離れたくないという理由から選んだレンズですが、最短撮影距離が0.22mでグッと寄れるので絶賛重宝確変中です。
マイクはボーカルマイクのBETA 58Aにしたのですが、格安ジャンク品を整備したところ、オリジナルとはマイクカプセルの形状が違ってて、あれ……、これもしかしてコピー品?
ヘッドフォンは音場が広く、セミオープン型にしては低域もしっかりと鳴らすK240 STUDIO-Y3をチョイス。自宅で使うヘッドフォンゆえに音漏れは気にならないわけでして、ならばオーオープン型・セミオープン型を選んでもいいのではないでしょうか。
中古でよければSE-A1000(パイオニア)を推します。音圧みっちりなNetflix、YouTube動画を見るのにマストなエネルギーバランスで、ヤフオク!・メルカリ相場は3000円からと入手しやすいんですよ。
あとワイヤーラックとダイソーのワイヤーパネルを組み合わせて、さまざまなガジェット置き場兼充電スポットとしています。見た目がゴチャッとしてしまいますが、やはり手の届くところに必要なモノがあるのって、便利なんですよね。
- メインPC:HP OMEN Obelisk 875(2019)/Apple MacBook Pro 13(2016)
- 外部ディスプレイ:4画面
- キーボード:FILCO Majestouch Convertible 2(PC用)/PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT(PC、タブレット用)
- マウス/トラックボール/トラックパッド:エレコム M-DUX50BK/マッドキャッツ Office R.A.T.
- カメラ:ソニー α7RII/iPad Pro内蔵カメラ
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:SHURE BETA 58A/iPad Pro内蔵マイク
- ビデオ会議サービス:Zoom/SpatialChat
- 机:IKEA LINNMON
- 椅子:GTRACING GT800A
- その他小物:IK MULTIMEDIA iLoud Micro Monitor(PCスピーカー)/AKG K240 STUDIO-Y3(開放型ヘッドホン)/ヤマハ AG03(ミキサー)/ラトック RS-HDCAP-4PT(HDMIキャプチャー)
武者 良太
1989年よりフリーライターとして活動。三才ブックスに入社して編集職に就き、退職の後に改めてフリーライター/カメラマン/エディターとして、現在は主にデジカメ、オーディオビジュアル、スマートフォン、PCなどのレビューや市場調査、タイアップ記事の企画・執筆、AIやIoTを活用したビジネス領域のインタビューアーを担当。「ギズモード・ジャパン」「デジモノステーション」「モノ・マガジン」などに寄稿。1971年式。