イベントレポート
Internet Week 2017
今週は「Internet Week 2017」、東京・浅草橋で12月1日まで開催、インターネット関係者が多数集う
2017年11月28日 13:35
インターネットの技術研究・開発や構築・運用などに携わる人々がリアルで集い、最新情報を共有・議論するとともに交流を深めるイベント「Internet Week 2017」が11月28日、ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス(東京都台東区浅草橋)で開幕した。12月1日までの会期中、インターネットの最新動向についてのセミナーやチュートリアルが多数行われる。主催は一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)。
初日の11月28日は、IPv6やルーティングといったInternet Weekでおなじみのテーマのほか、サイバー攻撃対策やブロックチェーン、テレワークに関するセッションが行われている。また、今年のInternet WeekではIoTをテーマにしたプログラムを本格的に導入したとしており、2日目の11月29日には「まるわかりIoT講座~スタートダッシュを決める150分~」「転ばぬ先のIoTセキュリティ~コウカイする前に知るべきこと~」といったセッションなどを実施。同じく2日目は、「知らないと困る?!認証局とHTTPSの最新動向」も人気だという。
3日目の11月30日には、毎年恒例の「DNS DAY」をはじめ、Internet Weekでメールセキュリティについて扱うのは6年ぶりになるというセッション「キャッチアップ! 2020に向けたメール運用」や、公衆無線LANを含むWi-Fi運用などをテーマにした「国際ローミングの世界とWi-Fiサービスの今後」「オフィス/公衆Wi-Fiのセキュリティと混雑解消に向き合おう」といったセッションなどが予定されている。
最終日の12月1日には、Internet Weekを総括するセッション「IP Meeting 2017」を実施。同セッションの午後の部では、今年のInternet Weekのテーマである「向き合おう、“グローバル”インターネット」を掲げ、「自律・分散・協調で成り立つインターネット、さまざまな課題や揺らぎがある中で、このグローバルという特性を今一度見据え、一つのインターネットをどうやってともに運営していくのかを考える」としている。JPNIC理事長であり、今年インターネットの殿堂入りを果たした後藤滋樹氏による記念講演「“グローバル”インターネットを考える」も行われる。
すでに満席となっている一部のセッション以外は、当日、会場での参加申し込みが可能。当日申し込みの場合の参加費は、2.5時間のセッションが8000円、1日/半日のセッションが1万6000円~2万円、ハンズオンが2万円。