デジタルサイネージでは裸眼で立体視、電子コミックも3D化


 「Interop Tokyo 2010」の併催イベントとして、デジタルサイネージ専門の「デジタルサイネージジャパン 2010」も開催されており、各社の専用ディスプレイや広告制作システムなどが展示されている。また、放送やコンテンツ配信をテーマとした「IMC Tokyo 2010」にも各社が出展中だ。

 株式会社日本ケーブルテレビジョンは、裸眼での3D立体視に対応したデジタルサイネージを展示中。株式会社VMJが輸入販売する3D対応液晶ディスプレイの提供をはじめ、3D映像の制作代行を手がけていく。


裸眼での立体視に対応したデモンストレーションを披露フォトフレーム型の3Dディスプレイも展示中

 会場では、特殊な眼鏡などをかけることなく裸眼で楽しめる3D映像を展示。眼鏡を使用する方式と比べ、立体感を実感できる範囲や角度は限定的だが、通りすがりの客を惹きつけるというデジタルサイネージの主目的に合致するため、さまざまな応用が考えられるという。

 なお、3D化にあたっては、専用ディスプレイに加え、映像ソースも3D対応にする必要がある。会場デモでは、一般的な動画に加え、電子コミックを3D化して表示する例も紹介。静止画ベースの出版物広告にも十分対応できることをアピールしていた。


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(森田 秀一)

2010/6/9 15:56