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今週のFinTech:アマゾンが銀行口座のようなサービスを開始か?

 現地メディアでは、米国アマゾン社は銀行のチェッキングアカウント(日本の当座預金口座に相当)のような方式の決済サービスを提供するのではないかと報じられている。どうやら、アマゾンの決済用口座を自らが提供することで、一般的になっているクレジットカードで決済したときの手数料分を削減できると考えているようだ。アマゾンほどの取り扱い規模になれば、無視できないほどの金額になることは想像に難くない。消費者からすると、アマゾンにデポジットをしておくようなイメージということか。アマゾンが銀行業務に参入するようなことになれば、これまでの小売業界と同様に「破壊的なイノベーション」が起きるのではないかと危惧する声もあるようだが、現在のところはそういう段階にはなさそうだが、何が起こるかはわからない。

 個人用としては、QRコードを使う決済システムがこの数週間でいくつかのサービスが登場している。これは中国のAlipayなどが急成長していることを踏まえ、日本の事業者も本格的なサービスを展開しようということか。さらに、マクドナルドなど、非接触カードの決済でも、国際的に利用されているNFCに対応したことも報じられている。支払いシステムの進展はここのところ取り上げられることが増えてきているが、それは今後は日本を訪れる外国人が増加することを踏まえた動きの一環といえよう。

ニュースソース

  • アマゾン、銀行口座の類似商品提供目指す 金融大手と協議[ウォールストリート日本版
  • Rippleの技術を使った銀行間送金アプリ「Money Tap」--コンソーシアムは61行が参加[CNET Japan
  • ピクシブ、“キャッシュレスな”同人誌即売会を開催 決済アプリ「pixiv PAY」活用[ITmedia
  • LINE Payに「請求書支払い」機能 電気代など、公共料金の支払いも可能に[ITmedia
  • LINE、決済機能を集約する「LINE ウォレット」[ケータイWatch
  • マクドナルドがNFC決済を導入--対応スマホや対応クレカをかざして支払い完了[CNET Japan
  • 個人間送金アプリ「Kyash」が実店舗での決済対応を見込み、UIをリニューアル[TechCrunch日本版
  • AIで短時間審査、オンライン融資が拡大 ネットだけで小口融資が受けられる[プレジデントオンライン

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