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にわかに盛り上がる電子教科書市場

 アップル社が新9.7インチiPadをはじめとする、学校向けのツールを発表した。詳細な製品仕様は下記のニュースソースを参照してほしい。この分野はこれまでグーグルのChromebookがその中心的な役割を担ってきた分野だという。つまり、それに対してのアップルの戦略が今回のiPadということができそうだ。

 ちょうど、日本でもこの2月に「デジタル教科書」を正式な教科書と位置付ける学校教育法改正案を閣議決定し、通常国会での成立を目指すという報道もなされている。

 デジタル教科書についてはこれまでも長く技術開発や利用方法についての議論が続けられてきているが、いよいよ本格的な市場導入の段階に入りつつあるということか。さらにはコンテンツの面での電子化についてはあまり報じられてはいないが、それも気になるところだ。

 このように、デバイスにしても、技術にしても、それなりの成熟をしてきたともいえそうだが、機器の性能や新奇性、技術的実装方法だけが目的となるのではなく、最終的な教育的効果という本来の目的を見失わないようすべきだろう。

ニュースソース

  • タブレット端末向け統合型学習アプリケ―ション「Brain+(ブレーンプラス)」2018年度版の提供を開始[ニュースリリース
  • Acer、世界初のChrome OSを搭載した教育向け9.7型タブレット[PC Watch
  • アップル、新9.7インチiPad発表--Apple Pencilに対応、3万7800円から[CNET Japan
  • アップルが学校向けに発表した新ツールを一挙紹介[CNET Japan
  • 「Pages」アプリがアップデート。単体で手軽にデジタルブックが作れるように[GIZMODO
  • Apple、Google、Microsoftの教育市場への取り組み[TechCrunch日本版
  • 速報!アップル「新iPad」は何がスゴいのか[東洋経済オンライン
  • アップルは新iPadで教育市場を奪い返せるか[東洋経済オンライン
  • 「新しいiPad」でAppleが教育市場を開拓する狙い[ITmedia
  • アップルは教育市場を見誤ってはいないか? ―― 新iPad、辛口レビュー[BUSINESS INSIDER

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