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今週の行政動向:海賊版対策、GAFA規制、モバイルサービスの適正化……今年も大問題は山積み
2019年1月24日 14:00
知的財産戦略を統括する平井卓也IT担当大臣は「目的はブロッキングの法制化ではなく、海賊版サイトの被害をなくしていくこと」だとしつつも、具体的な海賊版対策の実施につながる法案の今国会への提出を見送ったと報じられている。「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」での議論が紛糾したことからも、なんらかの法案を提出できる環境にはないと判断したと思われる。この問題は去年の後半に注目を集めた問題であり、今後もコンテンツ産業をいかに成長させるかという意味において、重要課題であることには変わりないだろう。また、「GAFA」とも称される米国大手IT企業に対する「通信の秘密」規制を行う方針が決まったことも報じられている。こちらもEUをはじめ、国際問題化していることから、日本での議論、および対応の動向は今年の大きな注目点となろう。
ニュースソース
- 海賊版サイト接続遮断、今国会の法案提出断念 IT相[朝日新聞デジタル]
- 宮城県×ソフトバンク、小中高におけるICT利活用で連携協定[マイナビニュース]
- 巨大IT企業GAFAも「通信の秘密」規制対象へ[NHK]
- 経産省、2019年2月にブロックチェーンのハッカソンを実施へ[IT Leaders]
- 国立国会図書館、70周年記念展の展示物約180点をオンラインで公開。無料で閲覧可能[INTERNET Watch]
- 総務省「緊急提言」パブコメ公開、大きな修正なく実施へ[ケータイWatch]
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