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今年も“CPS/IoT”がテーマ、10月3日~6日開催の「CEATEC JAPAN 2017」、出展者募集を2月22日より開始

 「CEATEC JAPAN 2017」が10月3日から6日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される。この出展者の募集が2月22日より開始される。申し込みの締め切りは5月31日。

 17回目の開催となった2016年より、「CPS/IoT Exhibition」というテーマを掲げており、それまでのIT・エレクトロニクスの総合展示会との位置付けを一新している。

 2017年の開催テーマは「つながる社会、共創する未来」。優れた技術・サービスと新たなオープンイノベーションで社会問題を解決する未来のテクノロジーと将来のトレンドが集結する「CPS/IoT総合展」へのシフトをより一層加速させ、CPS/IoTを活用するモビリティ、住宅、ヘルスケア、農業、航空宇宙など、IT・エレクトロニクスにとどまらないさまざまな産業へ出展を広く募集する。

 また、主催のCEATEC JAPAN実施協議会では、東京オリンピック・パラリンピックが開催されることで、日本への国際的な注目度が高まる2020年に向け、CPS/IoTコミュニティの創成とSociety 5.0(超スマート社会の実現)を目指し、第四次産業革命をリードする日本発の「イノベーションショーケース」としての発信を強化するとしている。

 公式サイトでは“CPS/IoT”について、「接続機能や処理能力を兼ね備えた“モノ”のネットワーク『Internet of Things(IoT)』により、多様なデータ・情報が集まり、分析結果が現実世界にフィードバックされるサイバーフィジカルシステム(CPS)の概念を基盤とし、あらゆる産業において、新たな価値創造を通じて、従来の産業構造とビジネスモデルに大きな変革をもたらし、社会自体も変化させる」としている。

 CEATEC JAPAN実施協議会は、一般社団法人電子情報技術産業協会、一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会の3団体で構成される。

 昨年行われた「CEATEC JAPAN 2016」の出展者数は、CEATEC JAPAN実施協議会の発表によると648社・団体で、2015年の531社・団体から増加。海外からの出展者も24カ国・地域から195社・団体、ベンチャー企業や研究機関などは139社・団体と、2015年からそれぞれ増加した。

昨年10月に行われた「CEATEC JAPAN 2016」の会場の様子
「CEATEC JAPAN 2016」の「IoTタウン」ブース