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講談社、ユーザーが本を選んで電子書店を開設・運営できる「じぶん書店」

メディアドゥの電子書籍配信プラットフォームを活用

 株式会社講談社は、ウェブブラウザーで作品の購入や閲覧が可能なオリジナル電子書店をスマートフォン単体で開設できるサービス「じぶん書店」を4月より開始する。

 ユーザーは会員登録の後、講談社が展開する約3万2000点の電子書籍からタイトルを選択し、推薦コメントを入力するだけで、自分がラインナップを選んだ電子書店を無料で開設できる。未読の書籍でも販売が可能。TwitterやFacebookなどのSNSにコメントをシェアする「PR機能」も備える。

 書店を運営するユーザーには、書籍を販売するごとに10%のアフィリエイトがコインで提供される。コインはエクスチェンジサービスと連携しており、書籍の購入や書籍の拡張以外にも、ほかのポイントやマイルへの交換が可能。

 サービス開始時には、講談社から作品を出版している作家や編集者の書店も開設予定。将来的には、自社以外の出版社の作品や、動画や音楽などの販売も想定されている。

 サービスとシステムの開発・運営は、講談社とメディアドゥが共同で行う。株式会社メディアドゥでは、コンテンツ配信システム「md-dc」と、株式会社セルシスのブラウザービューアー「BS Reader for Browser」を中心とした電子書籍配信プラットフォーム機能を提供する。また、運営や広告プロモーションの支援も行うとしている。