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最小面積のモバイルLTEルーター「Aterm MP01LN」、実売1万2千円、NEC初の普及モデル

 NECプラットフォームズ株式会社は、カードサイズの小型SIMロックフリーモバイルルーター「Aterm MP01LN」を3月1日に発売する。価格はオープンプライスだが、市場想定価格(税別)は1万2000円前後。

 MP01LNは、Aterm初となるモバイルLTEルーターの普及モデル。本体の面積はクレジットカードの4620m㎡を下回り、NECプラットフォームズによればLTE対応モバイルルーターでは最小となる約4550m㎡を実現している。サイズは50×91×12mm(幅×奥行×厚さ)、重さは約71g。

 SIMスロットはnanoSIM×1で、対応するLTEの周波数はバンド1(2GHz)、バンド19/26(800MHz)。キャリアアグリゲーションには非対応。

 SIMを挿入して電源をオンにするだけで、本体内のAPNリストからネットワークを自動照合し、APN設定などの初期設定不要で自動的にLTE回線への接続が行える「LTEオート接続機能」を備える。なお、PCやスマートフォンに接続すれば、手動でAPN設定を行うことも可能。

 無線LANはIEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、通信速度は最大433Mbps(5GHz接続時)または150Mbps(2.4GHz接続時)。なお、5/2.4GHz帯の同時利用には対応しない。

 本体には0.77インチの有機ELディスプレイを搭載。バッテリー容量は1670mAhで、Wi-Fi通信時の連続通信時間は最大約10時間、連続待機時間は最大約900時間。本体には、QRコードを読み取ることでWi-Fi接続が行える「らくらくQRスタート」用のシールも付属する。

 なお、nanoSIMスロット×2やBluetoothを搭載し、3CAへの対応により最大375Mbpsの通信速度となる従来モデル「Aterm MR05LN」(発表時市場想定価格2万7000円)は、ハイエンドモデルと位置付けられ、販売が継続される。