Android/iOS版のVPNアプリ「カスペルスキー セキュアコネクション」提供開始

　株式会社カスペルスキーは、VPNアプリ「カスペルスキー セキュアコネクション」のAndroid/iOS版の提供を開始した。PCを含むで5台の端末で利用できるライセンスの料金は、1年版が2900円、1カ月版が480円（いずれも税込）。

　カスペルスキー セキュアコネクションは、公衆無線LAN接続時に利用することで、閲覧しているウェブサイト情報、各種アカウントIDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報、位置情報やIPアドレスなどを盗み見られないように保護できるもの。

　Windows/macOS向けには従来から提供されていた。対応OSはWindows 10/8.1/7、Mac OS X 10.11以降、Android OS 4.1以降、iOS 10.0以降。各OSの無料版では、1日あたり200MB、または登録が必要なマイカスペルスキーへの接続を行うと、1日あたり300MBまでのデータ通信を利用できる。

　有料版では通信料は無制限で、VPN接続先のサーバーは、複数の国や地域から選択できる。無料版では接続先は自動選択される。カスペルスキーでは、セキュアコネクションを利用した際の通信データやアクセス履歴のログを保存しないとしている。

　また、Android版では、利用するアプリやウェブサイトのURL、カテゴリによって自動起動する設定も行える。

有料版では、アイルランド、米国、イギリス、ウクライナ、オランダ、カナダ、シンガポール、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、トルコ、ドイツ、フランス、メキシコ、ロシア、日本、香港から接続先を選べる

Android版では、設定したルールでの通信を行った際に自動起動できる

　カスペルスキーの調査では、国内スマートフォン利用者の71.2％が無料Wi-Fiに接続した経験がある一方、79.8％は、通信を傍受されるなど安全性の低いWi-Fiのリスクについて詳しくは分からないと回答しているという。