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総務省の補助金が出る公衆無線LANルーター「FS-M1266」、バッファローが夏発売
2018年2月15日 18:08
株式会社バッファローは、総務省の補助金交付に対する無線LAN機器要件に対応した公衆無線LANルーター「FS-M1266」を2018年夏に発売する。価格は3万9800円(税別)。
店舗などの施設事業者向けのIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応無線LANルーター。最大通信速度(理論値)は866Mbps(5GHz帯)または400Mbps(2.4GHz帯)。インターネット回線に接続して簡単な設定を行うだけで、無料の公衆無線LANサービス「FREESPOT」の環境を構築できる。
無線LANシステム集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」により、リモートからの管理や公衆無線LANの利用状況監視も可能。また、災害発生時に認証不要な通信環境を提供できる「緊急時モード」への切り替えも行える。また、管理者と来客者用のネットワークを分岐し同時利用できる「VLAN機能」にも対応する。
1000BASE-T×2も装備し、IEEE 802.af準拠のPoE受電にも対応する。。本体サイズは110×35×150mm(幅×奥行×高さ)。壁や天井への取付けにも対応する。
総務省の「平成30年度公衆無線LAN環境整備支援事業」に係る補助金交付の無線LAN機器要件に適合し、公衆無線LANの不正利用を防止するための認証機能に対応する。
利用者認証にはメール送信やSNSアカウントを利用でき、日本語、英語、中国語繁体、中国語簡体、韓国語の5言語に対応。認証サーバーへの利用記録の保存も行えるほか、公衆無線LANの利用時間や1人あたりの利用回数を制限することも可能。
この製品を利用者認証用のゲートウェイとして利用し、対応するバッファロー製の法人向け無線LANアクセスポイントやスマートスイッチと組み合わせることで、より大規模な公衆無線LAN環境の構築も可能。
バッファローも参画する一般社団法人公衆無線LAN認証管理機構(Wi-Cert)が主導する認証連携方式「Web-API」にも対応予定。これにより、利用開始手続きの簡素化と一元化が可能になるという。