Microsoft Azure上でプライベートブロックチェーン「mijin v.1」が利用可能に

　テックビューロ株式会社は26日、「mijin v.1 BaaS（Blockchain as a Service） on Azure」の提供開始を発表した。同社が提供するプライベートブロックチェーン「mijin v.1」が、Microsoft AzureのAzure Marketplaceから提供されるもの。これにより、従来のインストール作業が不要になり、簡単な操作でmijinのノードがAzure上で起動、デプロイまで最短5分で利用できるとしている。

　Auzre上では、5台分のノードを自動構築できるほか、ノードのスペックや台数を設定可能。料金はノード1台あたり0.65ドル／時間。サービス申し込み日から30日間は無料で利用できる。

　mijinはNEM（ネム）プロトコルを活用したプライベートブロックチェーン。不特定多数の大量計算処理、所有権の情報管理など、多用途に使用できる「分散勘定エンジン」、複数のアセットを同時に、かつ自由に発行・管理できる「マルチアセット定義」、複雑なトランザクションや権限管理などのワークフロー構築にも活用できる「マルチシグネチャー」機能を備える（2月27日付関連記事『NEM（ネム）を元にした「mijin」ブロックチェーンが作る今と未来』参照）。金融機関、電子マネー、認証システム、登記システムなどで利用されている。