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QNAP、10GbE SFP+×2とPCIe×2を装備した8ベイNAS「TS-832X」

 テックウインド株式会社は、10GbE SFP+ポートとPCIeスロットを各2基装備するQNAPの8ベイNASキット「TS-832X」を7月6日に発売する。予想実売価格(税込)は12万2800円。

 TS-832Xは、CPUに米Amazon傘下のAnnapurna Labs製となるAlpine AL-324(クアッドコア、1.7GHz)を採用。メモリはDDR4 2400 2GB×1を搭載し、最大16GBまで拡張できる。

 本体には、10GbE対応のSFP+ポート×2のほか、ギガビット対応の有線LANポート×2、USB 3.0×3を装備。QNAPの検証による最大転送速度は、リード2300MB/s、ライト756MB/s。AES 256ビット暗号化時は、リード1187MB/s、ライト467MS/s。

 また、PCIe Gen2 x2×1と、PCIe Gen2 x1×1のPCIeスロットを2本備え、10GBASE-Tアダプター、QM2 M.2 SSD/10GbE PCIeカード、USB 3.1 Gen 2カードなどをオプションで搭載可能。

 SSD搭載時には、ストレージの利用効率を自動で最適化する自動階層化機能である「Qtier 2.0」により、SSDをキャッシュとして用いることで、高速なSSDと大容量なHDDの双方のメリットを受けられるとしている。

 このほか、最大8台までのネットワークカメラを無料で接続でき、「QVR Pro」により監視カメラシステムの構築が可能。

 内蔵するNANDフラッシュメモリ512MBに、OSである「QTS 4.3.4」を搭載。標準でスナップショットをサポートする。本体サイズは329.3×279.6×188.2mm、重量6.52kg。