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Broadcom、11ax対応チップ「BCM43684」を量産出荷、NETGEARのWi-Fiルーターに搭載

 Broadcomは6日、Wi-Fiの新規格「IEEE 802.11ax」に対応したチップ「BCM43684」の量産出荷を開始した。NighthawkシリーズのWi-Fiルーター製品への搭載が決まっているNETGEARでも、ティザーサイトを公開している。

 現在、IEEE 802.11axは、Wi-Fi子機が高密度で存在する環境における平均スループットの向上を目的として規格が定められており、11acの倍となる8×8のMU-MIMOをサポート。異なるユーザーに異なるサブキャリアを割り当てることで周波数分割多元接続を実現する「OFDMA」なども導入されるほか、「1024QAM」のデジタル変調も標準でサポートする。

 これらの技術により、Broadcomでは、11acと比較して4倍高速なダウンロード速度、6倍高速のアップロード速度、4倍のカバレッジを提供するとしている。