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らくらく引越しとIPoE IPv6に新対応のエレコムWi-Fiルーター「WRC-2533GST2」、DXアンテナやトレンドマイクロの技術を採用

 エレコム株式会社は、「らくらく引越し機能」とIPoE IPv6に新たに対応したIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応Wi-Fiルーター「WRC-2533GST2」を10月下旬に発売する。価格は1万7970円(税別)。

 2017年10月発売の前モデル「WRC-2533GST」から、新たに「v6プラス」や「transix」といったIPv6 IPoEインターネット接続に対応。PPPoEからIPv6 IPoEへの移行時に設定が不要な自動回線切り替え機能「ALS(Auto Line Switching)」も搭載する。

 また、使用中のWPS対応Wi-Fiルーターから、SSIDやパスワードを移行できる「らくらく引越機能」も新たに搭載。Wi-Fi親機を入れ替えても、各子機の接続設定を変更せずに済むのがメリット。

 このほかの主な仕様は共通で、最大通信速度は5GHz帯接続時が1733Mbps、2.4GHz接続時が800Mbps。MU-MIMOに対応し、最大4台の端末と同時通信できるほか、デュアルコアCPUの搭載により、同時通信時の処理負荷を軽減している。

 子会社であるDXアンテナのノウハウを生かした4本の送受信アンテナを本体に内蔵するほか、対応端末に電波を集中送信することで、電波が届きにくい場所での通信の安定性を向上する「ビームフォーミングZ」にも対応する。

 トレンドマイクロ株式会社のセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network」も引き続き搭載し、脆弱性を悪用する攻撃や、C&Cサーバーへの接続をブロックする機能を装備。セキュリティソフトがインストールできないテレビ、STB、エアコン、ネットワークカメラなどを脅威から防御できる。

 ウェブサイトのフィルタリングを行う「有害webサイト対策」、ネットの使いすぎを防止する「タイマー&スケジュール」、MACアドレスフィルタリング、ゲスト用SSIDを提供する「友達Wi-Fi」の各機能を搭載する。

 動作モードはルーターのほか、アクセスポイント、子機、中継器に対応。有線ポートはギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体の大きさは141.0×36.5×160.0mm(幅×奥行×高さ)、重さは約380g。