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キヤノン、設置面積が小さく最大350枚がセットできるインクジェットプリンター「TR703」発売

「TR703」

 キヤノン株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、インクジェットプリンター「TR703」を4月25日に発売すると発表した。オープンプライスだが、直販サイトでは1万5880円(税別)で予約を受け付けている。

 前面のカセットに250枚、後トレイに100枚の最大350枚がセットできる。このようにセットできる紙が増えているが、設置面積は372×365mm(幅×奥行)で、従来機「iP7230」と比べて、18%少なくなっている。特に幅はiP7230よりも79mm狭くなっているため、設置場所の自由度が増している。なお、高さは158mmで、重さは約5.4kg。

TR703とiP7230との設置面積の比較。TR703の幅は、iP7230よりも79mm狭くなっている

 前面のカセットから印刷できるのは普通紙だけだが、後トレイには郵便はがき、封筒、名刺などさまざまな紙がセットできる。これにより、例えば封筒への印刷が多い場合、カセットには普通紙、後トレイには封筒などを事前にセットしておくと、印刷時の設定を変更するだけで切り替えられる。

 ファーストプリントは、モノクロは約8秒、カラーは約10秒。印刷スピードは、A4普通紙のモノクロは約15ipm、カラーは約10ipm。

 インクは5色の独立タンクで、それぞれ小容量・標準容量・大容量が用意されている。A4普通紙1枚あたりの印刷コスト(税別)は、モノクロ印刷の場合、大容量または標準容量インクで約3.4円、小容量インクで4.9円。カラー印刷の場合は、大容量または標準容量のインクで約9.6円、小容量インクで約14.2円。

 無線LANは2.4GHz帯のIEEE 802.11n/g/b、有線LANは100BASE-TXに対応。USBはHi-Speed(2.0)で接続できる。