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個人情報の流出を検知・通知してくれる「ノートン ダークウェブ モニタリング」提供開始

 株式会社シマンテックは11日、インターネット上での個人情報の流出を検知・通知するサービス「ノートンダークウェブモニタリング Powered by LifeLock」の提供を開始した。

 想定小売価格(税別)は、1年1台版が2780円、2年1台版が5560円、3年1台版が8340円。ポータルサイトのほか、Android/iOSアプリ「ノートンモニター」で利用可能。ポータルサイト経由での利用は台数無制限で利用できる。

 同サービスにあらかじめ登録した個人情報が流出したことを検知すると、ユーザーにメールやアプリで通知する。通知画面では検知された個人情報に関する説明のほか、被害を抑えるための推奨手順などが表示される。

 ノートンのデバイス保護機能と米LifeLockが提供する個人情報盗難保護サービスの機能を統合。通常アクセスできるウェブサイトや公開フォーラムだけでなく、非公開フォーラムやソーシャルウェブ、ディープウェブやダークウェブを対象に、ユーザーの個人情報の流出状況を確認できる。

 モニタリング対象になるのは、メールアドレス(最大5件)、クレジットカード番号(最大10件)、銀行口座番号(最大10件)、住所情報(最大5件)、電話番号(最大5件)、保険証書番号(最大5件)、運転免許証番号(1件)。デフォルトでは、同サービス利用時に必要なノートンアカウントに登録されたメールアドレスのみをモニタリングする。

 このほか、ユーザーが登録した上記の情報に関連していると推測される、ユーザー名、パスワード、CCV、IBAN、クレジットカードの種類、パスポート番号などについて検知した場合も、ユーザーへ通知を送信する。

通知内容
推奨手順も表示される

よしもと若手芸人100人中35人の情報流出を確認

 日本における過去1年間のサイバー犯罪被害者数は1960万人で、調査対象国の中で5位だった。日本における主なサイバー犯罪としては、クレジットカードの不正利用、SNSの乗っ取り、詐欺メールによる個人情報の窃取などが挙げられる。

 情報流出の被害は個人だけでなく、あらゆる業種の企業にも及んでおり、国内外で多数の事例が確認されている。流出した情報がダークウェブで取引されることも確認していることから、ノートンの正木敏博氏(事業統括本部統括本部長常務執行役員)は「これまでのデバイスを守るためのセキュリティ対策に加えて、流出してしまった個人情報への対策も必要になった」と述べる。

 ノートンダークウェブモニタリングでは、ユーザーが登録している個人情報の流出状況を把握でき、被害を最小限に抑えることができるとしている

ダークウェブでの取引サイトを模したもの。クレジットカード情報などについても国別・品質ごとに分類されており、評価・レビュー機能までもが備えられているという
株式会社シマンテックノートン事業統括本部統括本部長の常務執行役員の正木敏博氏

 7月10日に行われた記者発表会では、ゲストにお笑い芸人の陣内智則さんとレインボー(ジャンボたかおさん、池田直人さん)が登場。ゲストの3人を対象にモニタリングを行った結果、レインボーの池田さんのメールアドレスが1件流出していることが分かった。

 また、吉本興業の若手芸人を対象に、ノートンダークウェブモニタリングを使用して個人情報の流出状況を確認したところ、100人中35人にメールアドレスの流出が確認された。

 陣内さんは若手芸人のメールアドレスが想定よりも多く流出していることに驚きつつ、「個人情報の流出はひとごとではない」とコメントした。

池田直人さんのメールアドレスが1件流出していることが判明した