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診療所をIT化する「クリニックEXPO」(28日開催)に、クリティカが出展
「クリニックのIT化・ホームオートメーション化」をアピール
2020年2月21日 21:02
「開業医向け展示会」として、2月26~28日にインテックス大阪(大阪府大阪市住之江区)で開催される「クリニックEXPO」に、有限会社クリティカが展示を行う。
クリニックEXPOは、クリニックや診療所を個人で開業している医師に向けて、医療機器やITシステム、開業支援サービスなどクリニックの経営をサポートする専門の展示会。
クリティカでは、同社が推進している「ホームオートメーション」の応用として「クリニックのIT化」をアピールする予定。受付業務を効率化できるRFIDリーダーライターや、近日発売予定の2つの新製品についてクリニック向けに特化した展示を行う予定。
新開発の「マルチターミナル」「人感センサー」を展示予定
新規に開発された「マルチターミナル」と「人感センサー」は、いずれも4月ごろに発売予定。
マルチターミナル「CL-Multi」は、リレーやJEM-Aなどのデバイス接続インターフェイスである「Terminal」と、それらを制御する「Controller」を統合、小規模構成での活用をしやすくしたもので、「例えば民泊やワンルームマンションなどでの利用を想定している」(同社)という。一方の人感センサー「CL-HumanSensor」は、CL-SYSTEM内に容易に組み込めるのが特徴で、CL-SYSTEMを利用したホームオートメーションと組み合わせて、様々な自動化処理が行える。
「CL-SYSTEM」は、オープンなサーバーや技術を用いたホームオートメーションシステム。「ターミナル」「コントローラー」「スイッチ」といったデバイスを組み合わせて利用するシステムで、制御ソフトにはオープンプラットフォームの「openHAB 2」を活用。LAN内で完結する自由度の高いHA環境を実現できる(詳細はインタビュー記事などを参照のこと)
クリティカは、「現在のクリニックは、人手不足、訴訟リスクの増大、医療費削減による収益の悪化など、多くの問題に直面している」とし、「導入・運用費を安く、作業時間の短縮、入力ミスの大幅な軽減に役立つ“RFIDリーダーライター”を是非体験してほしい」と説明している。
2月28日午後からは、同社取締役でCL-SYSTEMの開発も手掛ける川畑善之氏自らもブースに常駐するという。