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診療所をIT化する「クリニックEXPO」(28日開催)に、クリティカが出展

「クリニックのIT化・ホームオートメーション化」をアピール

 「開業医向け展示会」として、2月26~28日にインテックス大阪(大阪府大阪市住之江区)で開催される「クリニックEXPO」に、有限会社クリティカが展示を行う。

 クリニックEXPOは、クリニックや診療所を個人で開業している医師に向けて、医療機器やITシステム、開業支援サービスなどクリニックの経営をサポートする専門の展示会。

 クリティカでは、同社が推進している「ホームオートメーション」の応用として「クリニックのIT化」をアピールする予定。受付業務を効率化できるRFIDリーダーライターや、近日発売予定の2つの新製品についてクリニック向けに特化した展示を行う予定。

新開発の「マルチターミナル」「人感センサー」を展示予定

眼科医院の院長としての業務の傍ら、「Fit IT to Life」をキャッチコピーに「CL-SYSTEM」や電子カルテ開発などの活動を行う有限会社クリティカ取締役の川畑善之氏(スマートビルディングEXPO登壇時)

 新規に開発された「マルチターミナル」と「人感センサー」は、いずれも4月ごろに発売予定。

 マルチターミナル「CL-Multi」は、リレーやJEM-Aなどのデバイス接続インターフェイスである「Terminal」と、それらを制御する「Controller」を統合、小規模構成での活用をしやすくしたもので、「例えば民泊やワンルームマンションなどでの利用を想定している」(同社)という。一方の人感センサー「CL-HumanSensor」は、CL-SYSTEM内に容易に組み込めるのが特徴で、CL-SYSTEMを利用したホームオートメーションと組み合わせて、様々な自動化処理が行える。

 「CL-SYSTEM」は、オープンなサーバーや技術を用いたホームオートメーションシステム。「ターミナル」「コントローラー」「スイッチ」といったデバイスを組み合わせて利用するシステムで、制御ソフトにはオープンプラットフォームの「openHAB 2」を活用。LAN内で完結する自由度の高いHA環境を実現できる(詳細はインタビュー記事などを参照のこと)

マルチターミナルの試作品
人感センサーの試作品

 クリティカは、「現在のクリニックは、人手不足、訴訟リスクの増大、医療費削減による収益の悪化など、多くの問題に直面している」とし、「導入・運用費を安く、作業時間の短縮、入力ミスの大幅な軽減に役立つ“RFIDリーダーライター”を是非体験してほしい」と説明している。

 2月28日午後からは、同社取締役でCL-SYSTEMの開発も手掛ける川畑善之氏自らもブースに常駐するという。