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フレッツ光トラフィックが4月2週の昼間に最大33%増、新型コロナのテレワーク増加で、NTT東西が調査
2020年4月15日 17:40
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、4月7日に日本政府から「緊急事態宣言」が発令されたことを受け、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、フレッツ光回線における4月6~10日のネットワークトラフィックについての資料を公開した。
この資料はコラボ光を含むフレッツ光のIPoE/PPPoE各方式でのダウンロードインターネットトラフィックを集計したもの。
NTT東日本エリアでは、4月6~10日のトラフィックが2月25日~28日との比較で昼間に33%増、夜間のピーク時には2%増だった。また、3月30日~4月3日との比較では昼間に3%増、夜間に1%増だった。これについてNTT東日本では、COVID-19の影響によるリモートワーク等でトラフィックが大幅に増加しているとの見方を示している。
4月11~12日の土日には、2月29日~3月1日との比較で昼間に9%増、夜間ピーク時に2%増となった一方、4月4~5日との比較では昼間に6%増、夜間ピーク時に3%増だった。
なお、エリア別では、東京都での増加率が他エリアよりも高かった。
NTT西日本エリアでは、4月6~10日のトラフィックが2月25日~28日との比較で昼間に29%増、夜間のピーク時に4%増だった。また、3月30日~4月3日との比較では昼間に2%増、夜間に5%増だった。
4月11~12日の土日には、2月29日~3月1日との比較で昼間に8%、夜間ピーク時に5%増となった一方、4月4~5日との比較では昼間に14%、夜間ピーク時に9%増だった。
NTT東日本とNTT西日本はともに、これまでのピークトラフィック量を踏まえたネットワーク設計をしているため、現時点ではネットワーク全体の容量は十分に確保しているとしている。