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貨物コンテナの中が「個ワーキングスペース」に。長野県塩尻市で実証実験
2020年10月22日 06:00
一般社団法人日本テレワーク協会は、「個ワーキング実証実験」を開始すると発表した。貨物コンテナをベースに改造したワークスペース「個ワーキング」を、10月19日から2021年3月31日まで長野県塩尻市に開設。市内の事業者や同協会の会員企業による試用などを通じて用者の声を収集し、仕様の改定や改善を図る。
協会によると、実証実験の目的は「地方でのテレワークやワーケーションへのニーズが高まる中、物理的セキュリティを確保した高速通信完備の個ワーキングをご利用いただきながら評価いただき、より快適かつ安心安全な内外装、オフィス家具、装備品、情報通信など設備全体の仕様を検証していくこと」だという。また、個ワーキングは「地方でのテレワーク推進に向け、ニューノーマル時代にミニマルな働く場の体験を提供」するものだとしており、実証実験で得られた成果を活用し、他の地域を含め、さまざまな利用用途を検討していくという。
個ワーキングは、日本テレワーク協会が全国のワークスペースを調査してきた知見をもとに仕様を策定。今回の実証実験では、株式会社テレビ松本ケーブルビジョンの協力によりセキュアな高速通信環境を提供するほか、同協会の会員企業である株式会社オカムラから寄贈されたオフィス家具を内部に設置している。