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NVIDIA GPU搭載でリアルタイム映像分析できるSynologyのNVRソリューション「DVA3221」、アスクが発売
2020年11月10日 13:03
株式会社アスクは、NASをベースとしたSynologyの監視カメラ管理ソリューション「DVA3221」を発売した。市場想定価格は21万9000円(税込)。
CPUにIntel Atom C3538(クアッドコア、2.1GHz)、ビデオ分析用のGPUにNVIDIA GeForce GTX 1650、メモリにDDR4 8GB(最大32GB)を搭載する。
4基のHDDベイを備えるほか、5台のHDDを増設できるeSATA接続の拡張ユニット「DX517」を2基まで接続でき、最大14台のHDDを接続可能。
Synology監視管理システム「Surveillance Station」による監視およびビデオ管理ツールに対応し、リアルタイム監視や記録データのタイムラインビュー、カメラ設定の一括管理ができる。
対応IPカメラ数は最大32台で、8台分の無料カメラライセンス付き。対応解像度は最大3840×2160ピクセル、フレームレートは最大130fps。最大32チャンネルのIPカメラストリーミングに対応する。
ディープラーニングベースの映像分析アルゴリズムが組み込まれており、GPUも活用しながら、顔認識、人物および車両の検出、人数計測、侵入検知が可能。
例えば、出席者の写真をデータベースにインポートしてカスタムウォッチリストを作成し、登録した人物やVIPクライアントが敷地を出入りしたときにシステム管理者に通知する、といった活用もできるという。
このほか、サーバー側でのディープラーニングビデオ分析により、6つのリアルタイム分析タスクを同時実行できる。Synologyでは「全体的なセキュリティを同時に向上させながら、時間を大幅に節約できる」としている。
背面には、ギガビット対応のLAN×4、USB 3.0×3(前面1、背面2)、eSATA×2、COM×1の各ポートを搭載する。本体サイズは250×166×237mm(幅×奥行×高さ)、重量は4.92kg。