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9800円のWi-Fi 6ルーター「WN-DEAX1800GR」をアイ・オーが発売、可動式アンテナを採用
2020年11月25日 14:00
株式会社アイ・オー・データ機器は、可動式アンテナを採用し、Wi-Fi 6に対応するルーター「WN-DEAX1800GR」を12月中旬に発売する。市場想定価格は9800円(税別)。
Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axに対応し、最大通信速度は5GHz帯が1201Mbps、2.4GHz帯が574Mbps。Wi-Fi 6の標準仕様で、帯域を分割して複数のWi-Fi子機と同時通信を行う「OFDMA」、Wi-Fi子機のバッテリー消費を低減する「TWT(Target Wake Time)」、上下でのMU-MIMOにそれぞれ対応する。推奨接続台数は20台。
同社製品では希少な可動式アンテナを採用する点も特徴。電波はアンテナを中心として水面の波紋のように広がって飛ぶ。家の隅などにWi-Fiルーターを置いた場合、Wi-Fiの電波が飛ぶ方向を自分で調整できる点がメリットとしている。
インターネット回線の自動判別機能も搭載しており、MAP-EやDS-LiteのIPoE IPv6回線を判別して自動で設定を行える。IPoE IPv6サービス接続時の通信を高速化する同社独自の「IPv6ブースト」機能にも対応する。
また、Wi-Fi子機がビームフォーミングに対応していない場合も安定した通信を実現する「ビームフォーミングW」や、回線の混雑状況に応じて2.4GHz帯と5GHz帯のうち空いている側へ接続を自動で切り替えるバンドステアリングの機能も利用できる。
このほか、スマホのカメラなどでQRコードを読み込むだけでWi-Fiに接続できる「設定情報シート」が製品に付属する。また、以前のWi-Fiルーターから5/2.4GHz帯それぞれのSSIDとパスワードをWPSボタンの長押しで移行できる「Wi-Fi設定コピー機能」も搭載する。
本体背面にはWAN×1、LAN×2の各ポートを搭載。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は70×145×245mm、重量は340g 。