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マンションの各住戸まで最大10ギガ光回線、オプテージが新築物件向けに販売開始

「eo光ネットマンションタイプ 光全戸フル10ギガコース」

「eo光ネットマンションタイプ 光全戸フル10ギガコース」のネットワーク構成。収容局、マンション共用部、各住戸まで全て光回線を採用することで、最大10Gbpsの接続サービスが提供できる

 株式会社オプテージは、新築分譲マンションの各住戸まで最大10Gbpsの光接続サービスを提供できる「eo光ネットマンションタイプ 光全戸フル10ギガコース」を開始した。これまでオプテージの集合住宅向け接続サービスは最大1Gbpsだった。

 提供エリアは、オプテージのFTTHサービス「eo光ネット」のエリアである大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部。今のところ、複数の新築マンションにて採用が決定しているという。価格は、建物規模などに応じた個別見積もり。

 オプテージによると、従来のマンション向け光回線サービスは、収容局からマンションの共用部までが最大10Gbpsであっても、共用部から各住戸までを接続する回線は最大2Gbps程度の場合もあるという。これに対して「eo光ネットマンションタイプ 光全戸フル10ギガコース」は、共用部から各住戸まで光回線を敷設することで、最大10Gbpsの接続サービスが提供できるとしている。

 また、収容局とマンションの共用部まで光回線で接続し、各住戸まではLANケーブルで配線する従来のネットワーク構成の場合、共用部に光回線とLANケーブルの信号を変換する機器が必要だった。しかし、「eo光ネットマンションタイプ 光全戸フル10ギガコース」は全て光回線のため、マンションの共用部に設置するのは光分岐装置だけで、電源が不要など設備が簡素化できるという特徴がある。

 なお、今のところは新築物件のみの対応となるが、オプテージでは既存物件への対応も検討しているとしている。